シンプルなデザインのストップウォッチソフト。目標値設定付きのラップ記録機能を搭載する。「KAZAMITimer」は、電光掲示板風のウィンドウデザインが印象的なストップウォッチソフト。ウィンドウ(メイン画面)に配置されるのは、時間表示エリアと4個の計測ボタンだけ。表示スタイルを細かくカスタマイズすることが可能で、時間表示形式や単位、使用するフォントや文字色、背景色、さらには秒の表示精度やFPSの表示の有無などまで、細かく変更できる。マウスの動作やSTART/STOPなどのショートカットキーも設定できる。
計測できるのは、
- START→STOP(→RESET)
- START→STOP→START→STOP……(→RESET)
- START→LAP、LAP、LAP……STOP(→RESET)
の3種類。1.では例えば、一人ひとりの50m走の記録を計測するように、1回ごとの経過時間を記録できる。「START」→「STOP」ボタンを押して経過時間を計測し、「RESET」ボタンを押して時間を0に戻す。2.では例えば、サッカーの試合の経過時間を計測するように、試合が中断したときに計測を一時中断し、試合再開時には前の時間に続けて計測できる。「START」ボタンを押して計測を開始し、計測中断時に「STOP」ボタンを押す。再度、「START」ボタンを押すと、前の経過時間を累計した時間で計測が続けられる。3.が「KAZAMITimer」の大きな特徴といえるLAPタイム計測機能だ。「START」ボタンを押して計測を開始し、計測時点で「LAP」ボタンを押すと、その時点の経過時間が記録される。「LAP」ボタンではカウント(時計)は止まらず、次に「LAP」ボタンを押すと、前回「LAP」ボタンを押してから現時点までの経過時間が記録される仕組み。ラップタイムは継続して記録することが可能で、最大50個まで記録できる。
ラップタイムに目標値を設定することも可能。目標タイムとラップタイムとの差分を一覧表示する機能があり、例えばレーシングゲームなどで1周の目標タイムを設定しておき、スタート地点に戻ってきたときのラップタイムを計測して、差分を確認するといった使い方ができる。
ユーザの好みに応じて、さまざまなカスタマイズが行えるのも特徴。時間表示の色、表示フォント、背景色、計測ボタンのサイズなどを指定できるほか、ウィンドウの四辺をドラッグして拡大・縮小することも可能。時間表示形式も変更でき、初期設定の「00:00:00:00.00」(hh:mm:ss。1/100秒)表示を「00時間00分00秒00」のように漢字表記にしたり、「分/秒」「秒のみ」の表記に変更したりすることもできる。設定により、タスクトレイに常駐させて、計測中は非表示にすることも可能だ。計測ボタンに対応したショートカットキーもカスタマイズできる。