最大10人の隊員を雇い、魔物との戦闘を通じて隊員をバランスよく育成しながら、最強の部隊を作り上げてゆくユニークなシミュレーションゲーム。部隊のルーチンワーク以外に、ミニゲームやストーリーに沿ったミッションなども用意されている。多彩なキャラクタが織りなすストーリーも楽しい、部隊育成シミュレーション
「リミットレスビット 〜王国の勇士たち〜」は、街の治安を守る警備隊の隊長となり、隊員を成長させて、最強の部隊を作り上げることが目的のシミュレーションゲーム。ゲームの舞台は、「イシュワルド王国」きっての大都市「イシュワルド」。主人公の「ヘルシンキ」は元第1警備隊隊長で、その能力を買われ、新たに設立される第6特殊警備隊の隊長に命じられた。
第6特殊警備隊は、入隊資格の厳格な既存の部隊とは異なり、広く一般市民から募集した隊員を教育することで、市民個々人の防衛力を高めることが目的。そのため、他の隊では請け負わないようなザコモンスター退治などの雑用も積極的に請け負い、戦いを通じて隊員たちの技能を育成してゆく。
プレイヤーは、魔物退治や大会を通して隊員を育成し、部隊のランクを上げてゆく。部隊のランクを上げることで、よりレベルの高い仕事も請け負えるようになる。さらに、ルーチンワークのほかにも、大隊長である「ベールギュント」から命じられるストーリーモードの仕事が時折発生する。
1季30日をひと区切りに部隊の運営、新規隊員の採用、古参隊員との契約交渉を行う
ゲームは「春季」「夏季」「秋季」「冬季」の四つの季節(1季30日)に分かれ、部隊の実績は季末ごとに大隊長より評定される。各季節のはじめには「広告契約更新手続き」「新人入隊式」「今季契約交渉」「人材調査コース選択」「部隊活動選択」の五つの手続きを行う必要がある。
「広告契約更新手続き」は、部隊のスポンサーとなる広告主を選ぶ作業で、この契約で得られる広告料は部隊の大きな財源となる。得られる広告収入は広告主によって大きく異なり、ボーナスなどの契約特権や部隊が果たさなくてはいけない契約条件などにも違いがある。契約可能な広告主の数は、ゲーム開始時点では二つまでだ。
「新人入隊式」は、新しく雇う隊員を選ぶ作業。各人材はHPや攻撃力、魔力をはじめ、さまざまな能力に違いがある。部隊の助手「リンテレット」のアドバイスを参考にしながら、有望そうな人材を見極めて部隊に加えよう。隊員として雇えるのは、すでにいる隊員も合わせて最大10名までとなっている。
「今季契約交渉」は、現在雇っている隊員と契約交渉し、契約した隊員に賃金を支払うもの。交渉をしないことで、不要な隊員を穏便に除隊させることもできる。「人材調査コース選択」は、来季の新人入隊式に集める隊員を発掘するコースを選択するもの。コースによってかかる費用が異なる。「部隊活動選択」は、最大所持アイテム数を増やす、最大契約広告枠数を増やす、景気の回復に努める、広告主を探すなど、部隊をサポートする活動を選択する作業だ。
魔物退治で隊員のレベルを上げ、大会で活躍させて隊員と部隊のランクを上げよう
部隊の基本となる仕事は「魔物退治」だ。はじめのうちはFランクの仕事しか請け負うことができず、報奨金も少ないが、部隊の格付けを上げることで高いランクの仕事も依頼されるようになる。魔物退治に参加できる隊員の数は最大3名。出撃したメンバーは戦闘終了後に疲労が蓄積するため、隊員の疲労度には常に注意して、無理をさせないようにしたい。限界を超えると、隊員が怪我をして回復するまで出撃できなくなる上、住民の支持率も大きく下がってしまう。疲労は、仕事をしないことで自然と回復する。逆に、隊員をしばらく出撃させないでいると「不満」が溜まる。各隊員の状態を常にチェックして、バランスよく出撃させるようにすることが重要だ。
首尾よく魔物を退治できると、報奨金と宝物が手に入り、支持率もアップする。敵に止めを刺した隊員は大量の経験値を獲得することができ、早くレベルアップできる。ベテラン隊員にフォローさせて新人隊員にトドメを刺させるのが隊員育成の基本だ。
部隊が参加できる大会が開催されているときはリンテレットが教えてくれる。大会で優勝すれば賞金と賞品が手に入り、幾度か大会で活躍することで隊員のランクもアップする。部隊のランクは、最も高いランクの隊員と同じランクまで上げることが可能で、大会への参加は非常に重要だ。
そのほかにも、隊員を修行に出したり、隊員の弟子を作ってその能力を引き継いだ新入隊員を作成したりと、さまざまなシステムが用意されている。