充実した入力支援機能を備え、キーボードだけでスムーズに操作できる家計簿ソフト。統計やグラフによる分析や日記の入力なども行える。「こむぎの家計簿」は、表計算ソフトのように直接セルに入力できる、扱いやすい家計簿ソフト。面倒な入力を省力化する多彩な入力支援機能を備え、手間をかけずに記録できるのが特徴。簡易電卓機能を利用して、計算式を使った入力も行える。
メイン画面には7枚のタブが配置され、タブで機能を切り替えながら使う。なかでも基本となるのが、実際のお金の出し入れを記録する「収支」タブ。収支表の項目として用意されているのは、初期状態で「日付」「分類(費目)」「支出(額)」「収入(額)」「口座」「メモ」。ユーザが項目を追加することもできる。
大きな特徴が、充実した入力支援機能。「分類」「口座」や追加項目では、セルをダブルクリックする(またはスペースキーを押す)とプルダウンメニューが表示され、選択・入力できるようになる。ダブルクリックなどすることなく、プルダウンメニューを自動表示するように設定することも可能だ。
分類名や口座名にはショートカット文字列を定義することも可能。文字列の一部を入力すると、該当する分類名/口座名が表示され、入力できるようになる。ショートカットを自動生成させることも可能で、定義自体を省力化できるよう配慮されている。「支出」「収入」では、セルをダブルクリックする(またはスペースキーを押す)と簡易電卓が表示され、計算結果を入力できる。
「パターン入力」機能もある。定期的に(またはよく)入力する項目のパターンを登録しておけば、「毎年」「毎月」「毎週」の指定したタイミングや手動で入力できる。
「日記」タブでは、「収支」記録と連動した日記を書くことができる。日付の左側にある緑色の印をダブルクリックすると、同日の収支記録にジャンプできるようになっている(収支記録から日記へも同様にジャンプできる)。
「統計」「グラフ」タブでは、収支記録を表やグラフにして分析することが可能。「統計」では、収支を分類や口座別に表にし、「グラフ」では、折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフが表示される。いずれも集計期間を1日/1週間/1ヵ月/3ヵ月/6ヵ月/1年で区切って表示させることができる。「分類」「口座」「パターン」タブでは、分類や口座の項目やショートカットの設定、パターンの設定などを行える。
そのほかにも、自動世代バックアップ、CSVファイルへの書き出し/読み込みなどの機能がある。キー割り当てを変更することも可能だ。