ソフトを開発しようと思った動機、背景
この手のソフトの場合は「メモリが足りないから必要に駆られて」などという理由が多いのですが、私の場合は少し違う理由でした。ほかにも趣味プログラムを作ることがあるのですが、その際にメモリ管理をしたいと思い、「プログラム開発のツールの一種」という形での用途を考えていました。お遊び機能の音声再生も、本来は「毎回見なくても、状況を確認できるようにしたい」という目的からです。それから、当時働いていた職場の指針で「ウイルスに感染するかもしれないから、フリーソフトも勝手にダウンロードして使ったらダメ」「ただし、専門のフリーウェアサイトに登録されているものと雑誌掲載されているものは、概ね安全なので使ってよい」というのがありました。セキュリティ対策が後ろ向きだと、そういう制限が出てしまいやすいのです。「じゃ、自分で作っちゃえ」というのも理由のひとつです。
開発中に苦労した点
「メモリ掃除」機能ですが、この機能は「誰がやってもそれなりに結果が出る」という性質のものです。ただし、やり方によって効果も多少違います。できるだけ効果の高い方法を探すのに苦労しました。「情報表示」機能に関しては、システム内の情報をできるだけ表示させるという目的で作成しています。「どれだけ情報を出せるか」という点に苦労しました。
また、最近では2GBを超えるメモリを搭載する人が多くなってきました。少ないメモリを有効活用する時代から変わり、大きなメモリの無駄を減らす方向にシフトしてきています。2GBという壁はOSが上限を返してくるので、取得方法を変えることで対応しました。
ユーザにお勧めする使い方
常時使う方は、スタートアップに登録して常駐させると便利です。重い、または反応がないプログラムは、強制終了でズバっと終了。遅いプログラムの優先度も強制的に変更できるので、ある意味、反則なこともできてしまう優越感に浸れます。警告音声に凝ってみるのも楽しいです。
あまり頻繁に使わないという方は、とりあえずショートカットをデスクトップに二つ作りましょう。ひとつは普通に起動用、もうひとつは“/exec”の引数を設定してください。引数付きで起動すると、非常駐で起動と同時に掃除を開始し、掃除が終わると「BeMem」も終了します。
今後のバージョンアップ予定
みなさまからの要望は、(返答はできない場合もあるものの)全部目を通しています。不定期更新ですが、実現可能な要望がある程度まとまり次第、実装しようと思います。「使える」機能を優先的に、かつできるだけ軽快に動作するよう、作成してゆきます。
(あろTAKE!)