数列を含む連続的な文字列を作成したり、文字列の合成・分解・置換をしたりできる文字列処理ソフト。「DST_StringConstructor」は、ユーザの指定した条件に従って、文字列をさまざまな形に加工・処理できるソフト。処理結果は、クリップボード経由でテキストエディタやワープロなど、他のアプリケーションで再利用することが可能。用意された文字列処理機能は6種類。
- 数列付加文字列作成
- (文字列の)行単位合成
- (文字列の)行単位分解
- (文字列の)行単位置換
- (文書への)行番号追加
- 重複行検索
各機能は、タブで切り替えて利用する。「数列付加文字列作成」は、文字列の指定部分に、設定した計算式の結果を代入し、これを複数回繰り返すもの。ひとつの文字列内には最大三つまでの計算式を埋め込むことが可能で、計算式には繰り返し回数nをもとにした四則演算を定義できる。例えば、計算式として「n*2+1」を指定すると、最初は「3」が、2回目には「5」が、3回目には「7」が代入された文字列が次々に作成される(スクリーンショットで実例を見ていただくとわかりやすい)。
「(文字列の)行単位合成」は、「合成文字列1」「合成文字列2」を、「文字列1の1行目+文字列2の1行目」「文字列1の2行目+文字列2の2行目」……というように合成してゆくもの。すべての行の行頭と区切り部分、行末には、それぞれ指定した文字列を挿入できる。
「(文字列の)行単位分解」は、合成とは逆に元の文字列を分解するもの。分解個所となる判定文字列を指定すると、その文字列を境にして、二つの文字列に分解される。分解判定文字列自体は、分解結果の前半部/後半部のどちらに含めるかを指定できる。破棄することも可能だ。
「(文書への)行番号追加」は、条件に一致した行を指定置換文字列に置き換えることができるもの。「(文書への)行番号追加」は、各行頭に行番号を付加できる機能。「重複行検索」では、重複行の行頭/行末に指定文字列を付加したり、重複行を削除したりすることができる。