「メモりんtext」は、グループ内のアイテムとして文書を作成し、作成した文書をグループ単位で管理できるテキストエディタ。画面は、

• グループ作成・切り替えエリア
• グループ内アイテム作成・切り替えエリア
• 文書作成・編集エリア

一般的なテキストエディタでは文書作成後、「名前を付けて保存」などを実行し、文書にファイル名を付けて保存するが、「メモりんtext」では、はじめに文書を管理する「グループ」を作成し、次に作成する文書に名前を付けて「アイテム」として登録して、文書を入力するという流れで作業を進める。作成した文書は、「メモりんtext」の終了と同時に自動的に保存される。

グループには複数のアイテムを登録することが可能。例えば、「旅日記2008」というグループを作成し、アイテムに「バラ鑑賞5月古河庭園」「アヤメ祭り6月潮来」のように名前を付けて、文書を作成できる。「旅日記2008」グループ内で作成された文書（アイテム）は、同じグループの文書としてまとめて管理される。既存のテキストファイルをアイテムとして取り込むことも可能だ。

エディタ機能では、フォントやフォントサイズ、文字色、背景色を変更したり、オートインデントや禁則処理などを利用したりすることが可能。タイムスタンプを挿入したり、文書内のURLやメールアドレスを強調表示したりすることもできる。グループごとにエディタ機能をカスタマイズすることも可能だ。

作成した文書は独自形式（*.mted）で自動保存されるが、そのほかにもアイテム単位でテキストファイルとして保存したり、グループのアイテムをまとめて一つのテキストファイルとして保存したりすることも可能。グループ単位のインポート/エクスポートも可能で、他の「メモりんtext」ユーザとデータを交換することができる。

好きな名称でグループを作成し、好きなアイテム名を付けて、思いつくまま文書を作成することが可能。「アイテム」がファイル名、「グループ」がフォルダ名に相当するが、意識する必要はない。終了するときも、ファイル名を付けて保存する必要はなく、「メモりんtext」を終了するだけでよい。

文書を作成しながら、自然に文書管理を行いたいユーザにお勧めする。