豊富な謎解き要素が魅力のアクションRPG。シンプルかつ親切な設計で、プレイしやすい。「ハオの伝説」は、殺された両親の仇を取るために、主人公「ハオ」が活躍するアクションRPG。物語は、ハオの両親がモンスターに殺されるというショッキングな場面からスタートする。両親の名は、かつて魔王を倒したことで名を馳せる勇者「パパス」と「ママス」。ある日、二人は莫大な懸賞金がかかった魔獣に、巨大な大砲で挑む。敵は絶対的な再生能力を持ち、不老不死と謳われる「トロール」。娘のハオとともに裕福な生活を送るため、果敢に立ち向かった二人だが、あっけなく返り討ちに遭ってしまう。
ひとり残されたハオは、両親の仇であるトロールを討つため、凄腕ハンターになろうと決意する。その矢先、生前に両親が背負っていた借金のせいで、取り立て屋に家を取り上げられてしまう。主人公はハンターとして成長するため、修行の旅へと乗り出す……。
オープニングが終わってゲームがスタートすると、プレイヤーはまず「ハジメーテの町」で戦闘の準備を整えることになる。「ハジメーテの町」では、ハンター登録ができるハンターギルドのほかに、さまざまな道具が購入できる道具屋や、食料を揃えられるレストランなどがある。町の人からは、戦い方やゲームを進める上で必要な情報を得ることが可能だ。
基本的な操作は、カーソルキーで移動、【X】キーで取り消しおよびメニューを開く、【C】キーで武器での攻撃、【Z】キーで魔法の使用というもの。「変化」の魔法を使って「高速猫」に変身すると、移動が格段に速くなる。「変化」の魔法はMPを使用せずに発動させることが可能で、町中および攻略済みダンジョンの移動で威力を発揮する(攻略していない場合は変身することができない)。
ダンジョンのあるフィールドマップに出るには、ハンター登録をしなければならないが、いきなりハンターギルドへ行っても断られてしまう。人に話しかけて剣を借り、井戸の中の簡易ダンジョンに落ちている盾を手に入れてからではないと承認されない。さまざまな場面に謎解き要素が用意されており、一見重要そうではない町の人の情報や、たまたま手に入れたアイテムなどがストーリーを進めるのに大きく関わってくる場合もある。
ゲームの目的は、100日という限られた期間の中で、両親の仇であるトロールを倒すこと。フィールドマップ上に点在する森、塔、洞窟といったダンジョンを攻略しながら、レベルを上げてゆく。敵モンスターへの攻撃は、【C】キーを押すだけで対象の方向に向いて行われる。魔法を使うときも、ボタンひとつで設定した技が発動するというシンプルで親切な設計になっている。
ダンジョンでは、襲いかかかってくる敵モンスターとバトルを繰り広げることになる。ボタンを押すだけで自動的に敵の方向を向いて攻撃してくれるため、動き回って敵を倒しにかかるは、敵が近づいたらタイミングよくボタンを押して攻撃するという戦闘スタイルがお勧めだ。ダンジョンに入る前には、あらかじめ推奨レベルが表示される。攻略済みの有無も明示され、不要な戦闘は避けることが可能。キャラクタが死んだ場合のペナルティが設けられていないので、心おきなく(?)モンスターに挑むことができる。
ダンジョンの攻略は、ダンジョン内にある「ダーククリスタル」を破壊すれば(基本的には)完了。ダンジョン内には「ケルベロス」「ゴーレモン」など、賞金がかけられたモンスターが存在し、モンスターを倒しながら戦闘に必要なアイテムを合成したり、扉を開けるための鍵を手に入れたりしながら、ダーククリスタルを見つけ出して破壊しなければならない。