文字コードを自動判別して動作する文字列検索・置換ソフト。正規表現にも対応する。「esploristo」は、指定フォルダ内の複数ファイルに対して、文字列の検索・置換を行えるソフト。Shift JISはもちろん、EUC-JPやUTF-8/16など、約150種類の文字コードに対応し、異なる文字コードのファイルも一括して処理できる。Unicodeにも対応しており、中国語などの文書も文字化けすることなく表示することが可能だ。
インタフェースは英語表記だが、使い方は簡単。文字列を検索するには「Search path:」で処理対象のファイルを指定し、「Search for:」で検索文字列を指定して、「Search」ボタンをクリックすればよい。「Search path:」でフォルダを指定すれば、指定フォルダに含まれる複数のファイルを検索対象にすることが可能。サブフォルダも含めて対象にできるほか、ファイル名(拡張子)に含まれる文字列で対象をフィルタリングしたり、大文字・小文字を区別して検索したりすることも可能だ。
正規表現を利用することも可能。例えば「Windows95」「Windows 95」「Windows98」「Windows 98」(sと9の間に空白なし/あり)をまとめて検索する場合は、検索文字列を「Windows ?9[85]」のように記述すればよい(正規表現を用いる場合は「Regular expression」にチェックを入れる)。
検索結果は別ウィンドウで表示される。検索された文字列のほか、その前後(左側と右側)の文字列とファイル名、行番号も表示される。検索文字列は画面中央に赤く表示され、目立つようになっている。検索結果画面からは置換を行うことも可能。「Replace with:」に文字列を入力し、「Replace」ボタンをクリックすればよい。
検索結果をCSVファイルに出力する機能も備える。ファイル名、キーワード左側の文字列、キーワード、キーワード右側の文字列の順に、四つの項目がひとつのレコードとしてCSV形式のファイルに出力される。
そのほか、XMLファイルで検索対象となる要素などを指定して、検索を行うこともできる。