ゲームの定番であるブロック崩しと、簡易計算問題を融合させたカジュアルな脳トレゲーム。「BlockBreak」は、すばやい計算能力と、とっさの判断能力が問われる知育系ソフト。ブロック崩しをしながら、小学校3年生レベルの四則計算問題(足し算、引き算、掛け算、割り算)を解いてゆく。
ルールは簡単。一般的なブロック崩し同様、カーソルキーでバーを左右に動かしながら、黄色のブロックにボールを当てればよい。ボールが当たるとブロックが赤色に変化し、画面の上部中央に計算問題が表示される。プレイヤーは、ボールが次のブロックに当たるまでに解答の数字を入力して、【Enter】キーを押す。正解すると赤いブロックが消え、全部のブロックを消すことができれば、ステージクリアとなる。解答を入力し終わる前や誤答をしている間に、別のブロックにボールが当たると、新しい問題が出題されてしまう。
1〜3面では、ボールがバーより下に落ちてもゲームは続行するが、4面以降は、失敗するとステージの最初からやり直しになる。ステージが進むとブロックの数が増えて、計算の難易度も高まる。基本的に一〜二桁の計算が中心となるが、ブロック崩しのバーを操りながら、短い時間で正しい解答を入力する必要があるため、すばやい計算能力と冷静な判断能力が求められる。
ブロックがたくさん残っている間は、次々と計算問題が出題されるが、ブロックが少なくなるとボールがブロックに当たらなくなってくる。ボールが当たらなければ、問題が出題されなくなるので、ボールをブロックに当てるスキルも必要だ。一見シンプルなゲームだが、ブロック崩しと計算問題を同時にこなすというのはなかなかハードで、やり応えは十分だ。