マインドマップの提唱者・Tony Buzan氏が公認する唯一のマインドマップ作成ソフト。ツリー状に伸びるチャートを描くことで、頭に浮かんだアイデアをメモしたり、整理したりできる。「Buzan's iMindMap」は、アイデアを整理するための“マインドマップ”という技法を、パソコン上で実現するソフト。「セントラルイメージ」と呼ばれるシンボル画像を中心に、そこから枝を伸ばすようにアイデアや関連する項目を書き加えてゆくことで、チャートを作成する。作成したチャートはWordやPowerPoint、PDF、HTMLなどの形式で出力できる。
チャートを作成するには、まず「セントラルイメージ」に、アイデアの根源やテーマなどをテキストとして入力する。次にマウスなどを使って、セントラルイメージから「ブランチ」と呼ばれる枝を描いてゆく。さらに細かいブランチを描くようにして、ブランチごとに情報を整理したり、アイデアを書き加えたりしながら、チャートを作り上げてゆく。
ブランチにはそれぞれ「ラベル」と呼ばれるテキストを入力することが可能。ブランチの長さや線の曲がり具合などを編集して、見やすいチャートを作ることができる。ブランチの色は、初期設定では自動で割り当てられるが、ユーザが任意に指定することも可能で、ブランチごとの関連性などを表現することができるようになっている。そのほかにもブランチには、
- 画像を挿入する
- ノートと呼ばれるメモを入力する
- ファイルやWebページなどのリンクを登録する
- 開始/終了日や達成度など登録する
といった操作を行うことが可能。異なるブランチ同士を矢印で結んで関連性を表したり、ブランチとは独立したテキストやイメージを配置したりすることもできる。さらに、ブランチの位置や長さを揃えたり、グリッドにスナップさせたりといった、レイアウト支援機能も備えている。キャンバスはタブ切り替え式になっており、複数のマインドマップを開いて切り替えながら作業することが可能。ナビゲータ機能により、縮小イメージを見ながらマインドマップを選択することもできる。また、ラベル文字のみを階層的に表示する「テキスト表示」や、ブランチを展開/折り畳みできる「プレゼンテーション表示」にモードを切り替えることも可能だ。
作成したマインドマップは、そのまま1枚の用紙に印刷できるほか、2×2枚や3×3枚など、複数枚の用紙に分けて印刷することもできる。WordやPowerPointなどの形式で出力して他の文書で利用したり、PDF形式やWebページとして出力して公開することも可能だ。