シンプルながら、手強い数字加算パズルゲーム。じっくり時間をかければ、必ずクリアできる。「数字のパズル プラッQ 【無料版】」は、空いているマスの中に数字を埋めてゆく、数字を使ったクロスワードパズル風のゲーム。使用する数字は1から9までの9種類だが、やり応えは十分。3段階の難易度設定と6種類の盤サイズを組み合わせることで、自分に合った手強さのパズルを楽しむことができる。パズル制作機能を使って、数百万通りにもおよぶパズルを自作することも可能だ。
ゲーム画面は、マス目に区切られた盤面上に、斜めに分割されたマスがあり、左下/右上に小さな数字が書かれている。この小さな数字がパズルを解く手がかりとなる。数字の意味は、
- マスの左下部分に書かれた数字は、そのマスより下にある空白のマスの中に入る数字の合計を示し、右上部分に書かれた数字は、そのマスより右側にある空白のマスの中に入る数字の合計を示す
というもの。合計の数字は、連続した空白のマスにのみ適用され、壁の役割をするマスや、新たな合計の数字を示すマスが存在する場合は、そこから先の空白のマスは合計には含まれない。マスの中に入れられる数字は1から9までの一桁の数字のみ。合計されるマスの中に同じ数字を入れてはいけない。操作は基本的にマウスで行う(ゲーム中の数字の入力などはキーボードでも行える)。マウスを使う場合、入力方法は「パネル」「スクロールオーバー」の2種類から選択できる。「パネル」は、数字を入力したいマスをマウスで選んでから、画面右端に表示されたパネルをクリックして入力する方式。パネルには1から9までの数字が並ぶ。「スクロールオーバー」では、マス目に小さく表示された1から9までの数字を左クリックして入力する。
いずれの方式でも、パネルまたはマス内に小さく表示された数字を右クリックすることで、入る可能性のある数字をすべて「覚え書き」することができる(パネル方式の場合、クリックした数字が濃く表示され、スクロールオーバー方式の場合は逆に薄く表示される)。この覚え書きと、合計の数字を示すマスの上にマウスポインタを置いたときに画面下部に表示されるヒント(可能性のある数字の組み合わせを示した数式)を上手に使うことが、高難易度の問題を解くポイントとなる。
すでに確定され、大きく表示されている数字の削除は左クリック、また確定した数字の覚え書きへの変更は右クリックで行える。
ゲーム中、「まちがい表示」をONにしておけば、マスの合計が提示された数字と合っていない場合や、合計の中に同じ数字が2個以上あった場合などに、リアルタイムに警告される。どうしても解けないときは、画面左端に表示されている「ヒント」をクリックすることで、1回につき1マスずつ正解の数字を埋めることもできる。
パズルの問題は毎回、ランダムに作成される。作成時に「難易度」を「簡単」「中」「難」の3段階から、また盤面サイズは「6×8」「8×8」「8×10」「10×10」「10×12」「12×12」の6種類から選択することが可能。ゲーム中の背景(テーマ)を「南国リゾート」「うららかな一時」「東洋の食卓」「ランダム選択」のいずれかに設定することもできる。
パズルのクリア後は、結果をBMP/PNG形式で画像で保存したり、印刷したり、メールで他の人に送ったりといったことが可能だ。
「パズル制作」機能を使って、オリジナルのパズルを作成することも可能。パズルの作成は、盤サイズを指定して、区切りとなるマスの位置を指定するだけでよい。合計数字の割り当ては、ユーザ自身が数字を入力して指定できるほか、自動的に割り当てることもできる。