ファイルを開いたり、保存したりする際にワンクリックで目的のフォルダを指定できるようにしてくれるソフト。「フォルダの足あと」は、ファイルを「開く」ダイアログなどで使用されたフォルダを自動記録するソフト。使用されたフォルダの履歴がアプリケーションごとに自動登録され、過去に使用したフォルダをすばやく呼び出せるようになる。
起動するとタスクトレイに常駐し、ファイルを「開く」「名前を付けて保存」ダイアログが拡張されて、ダイアログ下部に「フォルダの足あと」ウィンドウが追加表示されるようになる。このウィンドウにユーザの使用したフォルダが次々と自動登録されてゆく仕組み。ユーザは意識することなく、普段通りに「開く」「名前を付けて保存」といった操作を行えばよい。リスト表示されたフォルダには、クリックするだけで移動できるようになる。
設定は、設定画面または「フォルダの足あと」ウィンドウの右クリックで表示されるコンテキストメニューで変更できる。コンテキストメニューでは、ウィンドウの表示位置の変更や除外プログラムの指定(ダイアログ監視の対象外にする)などが可能。ウィンドウの表示位置は、初期状態のファイルダイアログ直下だけでなく、上部や左右などに変更することができる。設定画面ではさらに、ウィンドウの透明度の指定やリストのシングルクリック/ダブルクリックでの動作の変更などが可能。リストの表示切り替えなどを行うショートカットキーも編集できる。
Internet ExplorerやIEコンポーネントを使用するブラウザ、Mozilla Firefox、Operaなどのブラウザでページを「名前を付けて保存」する際は、URLごとに保存フォルダが登録される。異なるサイトのページを混在することなく分けて保存したいときに便利だ。