簡単な操作でディスクの階層構造やファイル情報をリスト(カタログ)化できるソフト。カタログはファイルに保存できるほか、テキストに書き出したり、印刷したりもできる。「DiskCatalogMaker」は、CDなどの内容をカタログとしてリストアップし、一覧・検索・印刷を行えるようにするファイルリスト作成ソフト。対応するディスクは幅広い。CD/DVDなどの光学メディア、フロッピーディスク、ハードディスク内のボリュームやフォルダ、さらにはStuffIt/CompactPro/LHA/Zip形式のアーカイブ内のファイルもリストアップすることが可能。“Finderのデスクトップに現れる媒体なら何でも”カタログ化できる。
操作は簡単。カタログ化したいディスクなどのアイコンを、ウィンドウにドラッグ&ドロップするだけでよい。同時にスキャンがはじまり、含まれるフォルダ/ファイルが一覧表示される。外付けボリュームをマウントしたり、メディアを挿入したりした際には自動的に再スキャンが行われ、ボリューム/メディアが認識される仕組み。CD/DVDでは、ドライブに挿入されたメディアを連続的にスキャンし、一連のカタログを作成するといったことも可能だ。
カタログウィンドウは、Finderの「リスト」とよく似た構成で、元ディスクのフォルダ階層がそのまま保持される。ウィンドウには項目ごとの「名前」「サイズ」「種類」「変更日」のほか、ファイルの「パス」「コメント」や「カタログの保存場所」「タイプ/クリエータ」などが表示される。表示させる項目や表示順は、ユーザが指定できる。さらにステータスバーには、選択したディスク内の項目数や全カタログ合計項目数、ディスク数が表示される。
カタログでは、Finderと同じ感覚でファイル操作を行える。例えば、
- 下位の階層の表示:▼の向きによるオープン/クローズ(別ウィンドウで開くことも可能)
- 項目の「オリジナルを選択」:Finderリスト上で表示する
- 項目の「オリジナルを開く」:起動(または開く)
- 「情報を見る」:ファイル情報を表示する
といった操作を行うことが可能だ。カタログの検索機能は強力だ。「名前」「サイズ」「ファイル種類」「作成日」「修正日」「タイプ」「クリエータ」を条件に検索を行える。もちろん複数の条件を組み合わせることも可能。検索範囲は「開いているすべてのカタログ」「カタログ名“*”の中(使用中のカタログ)」「ウィンドウ内(使用中のカタログウィンドウ「選択項目内」から選択できる。名前やコメントは、ウィンドウ上の検索窓から検索することも可能だ。