ハイセンスなビジュアル表現や、レベルアップする戦闘システムなどの演出で、飽きることなくプレイを楽しめる3Dシューティングゲーム。「電子鳥」は、光の粒(電子?)が凝集して鳥になったかのような電子鳥を操って、敵と戦いながら汚染した世界を浄化してゆくスコアアタック型シューティングゲーム。ゲームの舞台となる「世界」は、漂う大量の黒い粒子で「汚染」されているが、「スコアを稼いで浄化率を高めることで、汚染を減らしてゆける」という設定。浄化率は累積され、同じステージでプレイを繰り返すことで、少しずつ浄化率を高められる。
初期状態でプレイできるのは、「Water」というステージのみ。「Water」の浄化率が一定を超えると「Earth」へ、「Earth」の浄化率が一定を超えると「Air」、そして「Fire」へといった具合に、浄化率を高めることで、プレイできるステージが段階的に増えてゆく仕組み。
操作はキーボードで行う。【↑】で前進、【↓】で後退、【←】/【→】で左右旋回を行える。基本的には、一定高度を保っての平面移動しかできないが、「Earth」では、特定エリアを利用して、高度を上昇させることも可能。敵への攻撃では、【Z】で「通常攻撃」、【X】で「範囲攻撃」を行える。
「通常攻撃」では、キーの連打で連射することが可能。ただし、一発一発の貫通力は高くない。長押しすることで、ため撃ちも行える。ため撃ちでは、押し下げの長短によって、さらに2種類の攻撃を仕掛けることができる。やや短い時間のため撃ちでは、弾が横一列に並んだショットとなり、広範囲を攻撃することが可能。目いっぱいまでためてから撃てば、強力な一発の貫通攻撃となる。貫通攻撃を敵の集まっているところへ向けて撃つことで、大量の敵を一気に粉砕することが可能だ。ため攻撃を行った直後は、短時間ではあるが、無敵状態も発生する。
「範囲攻撃」では、電子鳥の周囲に巨大な羽のような形状のものが生成され、広範囲の敵を一掃することが可能。この状態は一定時間持続し、ダメージを無効化するバリアとしても機能する。範囲攻撃には十分なエネルギーが必要で、範囲攻撃のためのエネルギーは、最大3回分までためることができる。
エネルギーは、敵を倒したときに発生する光源を獲得することでためることができるほか、ステージによっては、光源が空から塊となって降ってくることもある。砕け散る前に回収して、一気にエネルギーを獲得したい。エネルギーの状態は、画面左上の表示か、自機の周りを飛ぶ光源の数によって確認できるようになっている。
スコアは、敵を倒したときと、それによって発生した光源に触れたときに加算される。発生した光源は自機の方に向かって一直線に飛んでくるので、逃さず獲得したい。
攻撃行動を行うことなく連続して光源を獲得すると、「チェイン」となってボーナスが加算される。チェインのスコアに占める割合は非常に大きく、ハイスコアを獲得しようとするなら、貫通攻撃や範囲攻撃で相手を一気に殲滅し、攻撃することなく光源を獲得し続ける戦法が有効だ。
光源を一定量以上獲得すると、敵を追尾する追加攻撃が自機から自動的に発射されるようになる。この追加攻撃で敵を倒しても攻撃行動とは見なされず、チェインは継続する。光源の獲得もハイスコアへの重要なポイントだ。
難易度はスコアに応じて上昇する。難易度によって敵の数や種類、ルーチンや移動速度などが変わってくるので、十分な注意が必要だ。自機は、3回までのダメージに耐えられる。ダメージは敵の攻撃や敵本体との接触で発生し、画面左上の体力状態の表示が青→緑→黄色→赤の順に変化することで確認できるようになっている。赤の状態でダメージを受けると自機が破壊され、ゲームオーバーとなる。