ファイル選択ダイアログなどのタイトルバーに「最近使ったフォルダ(履歴)」や「お気に入り」を追加し、目的のフォルダにすばやくアクセスできるようにしてくれるソフト。「FileBox eXtender」は、ファイルを「開く」「名前を付けて保存」といったファイル選択ダイアログボックスやエクスプローラのフォルダウィンドウに、「最近使ったフォルダ」や「お気に入り」フォルダにアクセスするためのボタンを追加するユーティリティ。追加されたボタンをクリックすることでリストメニューが開き、選択したフォルダにすばやくアクセスできる。リストメニューをホットキーから開くことも可能。指定したウィンドウを常に最前面に表示させたり、タイトルバーのみに“ロールアップ”させたりするボタンも追加される。
起動するとタスクトレイに常駐し、開かれたウィンドウのタイトルバーにボタンが追加される。追加されるボタン(機能)は、
- 「最近使ったフォルダ」ボタン:「最近使ったフォルダ」のメニューリストを開く
- 「お気に入り」ボタン:登録した「お気に入り」フォルダのメニューリストを開く
- 「押しピン」ボタン:ウィンドウを最前面に表示する
- 「ロールアップ」ボタン:タイトルバーのみの表示に切り替える
の4種類。時計マークの「最近使ったフォルダ」ボタンをクリックすると、過去にファイル選択ダイアログで選んだフォルダが一覧表示され、すばやくアクセスできる仕組み。メニューリストの一覧表示では「下線付きの数字を追加」「フォルダのフルパスを表示」「アルファベット順に並び替え」を設定できるほか、表示件数(初期状態で8件)なども指定できる。ハートマークの「お気に入り」ボタンをクリックすると、「FileBox eXtender」の「お気に入り」に登録したフォルダ/ファイルが一覧表示され、選択してアクセスできる。サブメニューや区切り線を追加したり、リンク切れをチェックしたりする機能も備えている。
「押しピン」ボタンをクリックすると、ウィンドウをデスクトップ上に「押しピンで留め」、別のウィンドウで隠されないように、常に最前面に表示する。三角の「ロールアップ」ボタンは、ウィンドウを巻き取って小さくし、タイトルバーのみの表示にする機能。再度「ロールアップ」ボタンをクリックすると、元のサイズに戻る。
「押しピン」と「ロールアップ」は、(例外指定をしたもの以外は)全ウィンドウのタイトルバーに追加される。例えば「常に最前面に表示」する機能を持たないアプリケーションを最前面に表示させるといったことも可能だ。
「最近使ったフォルダ」「お気に入り」各メニューを表示させるためのホットキーを設定することも可能。「FileBox eXtender」がうまく動作しないアプリケーションへの動作設定を指定することもできる。