剣と魔法を駆使してモンスターを倒してゆく3DアクションRPG。複数のモードが複雑に絡み合ったゲームシステムや、個性豊かなNPCとの会話を楽しめる。「The Ruins Of The Lost Kingdom」は、モンスターと戦いながら、さまざまなクエストに挑戦する本格3DアクションRPG。ゲームの舞台は、数ヵ月前に発見された常闇の遺跡「アビスターナ」。幾多の謎と秘密を秘め、人々の希望と野望を掻き立てるが、一方で無数のモンスターが徘徊し、未熟な探訪者の侵入を許さない試練の地でもある。この地を統治するのは、覇権をかけて激しく激突する「リアンツ帝国」「ゼメア教国」の二大強国と、先んじてこの地を探索・調査してきたハンターたちの結成する「ハンターギルド」。三つの組織が危ういバランスで均衡する中、それぞれの目的を秘めたクエストがはじまる……。
選択できるゲームモードは5種類。なかでも中心となるのが「シナリオ」モードだ。「シナリオ」モードでは、「フェルテス」または「???」(名前不明)の二人の主人公が選択できる。「フェルテス」を主人公とした場合は、アビスターナ内でさまざまな登場人物と会話をし、情報を得たり依頼をこなしたりしながら、仲間と力を合わせて遺跡の中にあるダンジョンを攻略してゆくシナリオが用意されている。現在のところ五章までプレイできる。
「???」を主人公とした場合は、遺跡を隠し続けてきた霧深き森「セルストーク」をモンスターと戦いながら踏破し、「アビスターナ」にたどり着くまでのショートシナリオをプレイできるようになっている。
操作はキーボードで行う。カーソルキーで主人公を移動させ、【Z】キーで武器攻撃、【X】キーで魔法攻撃を繰り出す。武器攻撃、魔法攻撃のいずれでも連続入力やキーの長押しによる「スキル」、組み合わせによる「コンボ」を発動することができる。
【C】キーは、アクションボタンで、カーソルキーと組み合わせて「ドッジロール」を発動し、高速移動できる。敵の攻撃を回避する際などに特に有効。2回連続して押すことでジャンプできる(【V】キーによるショートカットでも可能)。
【Shift】キーはメニューボタン。武器、防具、指輪を装備したり、アイテムを使用したり、不要なアイテムを捨てたりすることができる。アイテムの説明や詳細を確認することも可能。ただし、メニュー表示中もゲーム内の時間は止まらないため、ダンジョン内で開く際には敵の攻撃を受けないよう注意したい。
【A】/【S】キーはカメラ回転ボタン。単独で使用できるほか、2キーの同時押しでカメラの位置を操作キャラクタの後方にすばやく移動させることができる。
武器や指輪には、それぞれ「切れ味」と「魔力」というパラメータがある。攻撃や魔法を使用することで消耗し、切れ味が落ちると敵に与えるダメージは減少する。0になってしまうと、スキルや魔法は使えなくなる。そうなってしまう前に、切れ味や魔力の減退した武器や指輪は、鍛冶屋でこまめに修理する必要がある。
鍛冶屋では、武器・指輪・防具に強化アイテムを合成し、より強力な装備へとパワーアップすることが可能。戦闘を有利に進めるのに役立つ。
「シナリオ」以外に用意されたモードは、「フリー」「ミッション」「マルチプレイ」「プラクティス」の各モード。「フリー」は、フェルテスや仲間のキャラクタを、自由に育成することができるモード。仲間の装備を調えたい場合に使う。ダンジョンに入るための許可証などは、「シナリオ」で得たものを使用するため、ある程度「シナリオ」モードを進めておく必要がある。「訓練場」でのワンコンボチャレンジや「バトルアリーナ」でのモンスターを従えての対戦(ネットワーク対戦も可能)、「キャロドの迷宮」での「装備」や「アイテム」の獲得など、「フリー」モードでないとできないものも多い。
「ミッション」モードでは、制限時間内に与えられたミッションをクリアする。アイテムや装備の持ち込み、開始レベルなどの制約もある。ミッションの内容は、
- 5分以内に20匹の蛇型モンスターを倒す「蛇退治」
- 10分以内に百匹のゴブリンを倒す「百人組手:ゴブリン」
- 30分以内に骨の軍団を率いる三体の「フィーンド」を倒す「骨の軍団」
など、現時点では9種類が用意されている。「マルチプレイ」は、画面を分割して最大4人のプレイヤーが参加できるミッションチャレンジモード。ただし、全プレイヤーが異なるキャラを使用するため、シナリオモードで仲間を増やしておく必要がある。プレイできるミッションは、現時点では「魔徒再臨」1種類。
「プラクティス」モードはコンボの練習用。モンスターを相手に、納得のゆくまでコンボを試せる。コンボを記録することもできる。記録したコンボは、「レジストコンボ」として装備すれば、「武器/指輪同時押し」で即座に発動できるようになる。また、他人が作成したレジストコンボをダウンロードしたり、自作のレジストコンボをアップロードしたりすることも可能。コンボに使用できるスキルと魔法は、主人公が現在所持しているものに限定される。