「Soda」は、ファイルを「開く」「保存」するときなどに、あらかじめ登録したフォルダにすばやくアクセスできるようにするソフト。タイトルバーのダブルクリックで表示されるリストから保存先などを選択できる。対象フォルダの登録は、エクスプローラなどのコンテキスト（右クリック）メニューの「送る」などから簡単に行える。Windows標準のファイル/フォルダ選択ダイアログに対応するほか、Microsoft Office 2000/XP/2003などのダイアログにも対応する。

フォルダを選択する際の基本操作は、

1. ファイル選択ダイアログ（「開く」「保存」など）で、タイトルバーをダブルクリック
2. 表示されたメニューでフォルダを選択

フォルダの登録は簡単。エクスプローラやダイアログでフォルダが開かれた状態でメニューを表示し、「現在のフォルダを最後に追加」を選択すればよい。メニューファイルに対象フォルダのフルパスが登録され、リストに追加される。メニューファイルはテキスト形式で、テキストエディタで直接、編集することも可能。さらに、対象フォルダのコンテキストメニューの「送る」から「Soda」項目を選択することでも登録できる。

動作環境をカスタマイズすることも可能。

• メニューを呼び出すためのマウス操作の変更（ダブルクリック以外に【Shift】キー＋左クリック、右クリックを選択できる）
• 新しく登録したフォルダパスを先頭に表示する
• メニューに「フォルダ名」のみを表示する

使用できる環境は幅広い。エクスプローラのフォルダウィンドウをはじめ、アプリケーションでは、Windows標準のファイル/フォルダ選択、ファイル保存ダイアログを採用しているソフトで使うことができる。さらに、Word/Excel/Access/PowerPointなどの「Microsoft Office」や「Visual Studio」などのマイクロソフト製品、「一太郎」「花子」などのジャストシステム製品をはじめ、計100種類以上のアプリケーションでの動作が確認されている。

設定により、任意のホットキーで操作することも可能。マウスポインタの位置に関係なく、どこからでもメニューを呼び出してフォルダを開ける。よく使うフォルダを登録しておけば、簡易フォルダランチャとしても使える。

開発中に苦労した点
できるだけ多くのアプリケーションで使えるようにしたいと思ったのですが、よく使われているアプリケーションの中には、独自のファイル選択・保存ダイアログを実装しているものがあり、対応するのに苦労しました。私のサイトの掲示板に来てくださっているみなさんに協力していただいたおかげで、何とか公開することができました。

ユーザにお勧めする使い方
マニュアルの説明にしたがってメニューをカスタマイズしていただくと、表示が見やすくなり、使い勝手が向上すると思います。

今後のバージョンアップ予定
将来、Windows Vistaにも対応させたいと考えています。現在は、Windows Vistaを使っていないので、できませんが。