ソフトを開発しようと思った動機・背景
「Windowsに標準で付いてくるアイコンの色変換を簡単にできるようにしよう」と思ったのが、開発のはじまりです。開発の過程で他のソフトとの差別化を図るべく、リソースアイコンの取得、回転・反転機能、BMP/PNG/GIFでの保存等の機能を開発し、追加していきました。開発中に苦労した点
他のソフトと差別化をするために追加したアイコン色のHSV変換は、さまざまな色数のアイコンの色情報を操作するため、アイコンの構造とバイナリエディタを見ながら失敗を繰り返して、やっと普通の使用に堪えるまでになりました。
回転・反転処理は単純なようですが、リソースのアイコン情報からアイコンの取得し、メイン画像だけでなくマスク画像も同時に処理しなければいけないため、「一度リソース情報から各ビットマップを作り、そのビットマップを回転させてそのビットマップからDIBを得る」という回りくどい方法で実現しました。
ユーザにお勧めする使い方
他の人と色の違うアイコンを作ることは簡単にできますし、デスクトップのアイコンをすべてモノトーンにしたり、すべて左右反転されたものにしたりということが簡単にできます。
また、システムフォルダのライブラリやコントロールパネルに格納されている膨大な数のアイコンから、自分の好きなアイコンを取得するのもおすすめです。システムフォルダ内の全ファイルを検索するので時間はかかりますが、パスを指定しなくてもよいので、誰でも簡単にできます。きっと、はじめて見る方はシステムフォルダ内にあるアイコンの多さに驚くと思います。
今後のバージョンアップ予定
いずれはBMPからアイコンを作成する機能や、アイコンの変更機能を追加したいと思っています。また、ワンクリックで全色相(8〜12種類くらい)のアイコンが一度に作成できればおもしろいかなと考えています。
(ミルキー)