マルチプルアイコンやWindows VistaのPNGアイコン、Faviconを作ることもできるアイコンエディタ。「おきらく!アイコンエディタ」は、デジカメで撮影した写真やイラストなどの画像を素材に、簡単な操作でアイコンを作成できるソフト。1ファイルに複数サイズのデータを持つマルチプルアイコンや、ブラウザのアドレスバー/お気に入りリストなどに表示されるFaviconを作ることも可能。最大256×256までのアイコンを作れる。読み込める画像形式はBMP/JPEG/PNG/GIF。透過PNG/GIFやアニメーションGIFに対応するほか、クリップボードから画像を読み込むこともできる。EXE/DLLファイルからアイコンを抽出する機能もある。
画像からアイコンを作成するときの基本的な作業の流れは、
- 読み込む画像ファイルを指定
- アイコン化する(読み込む)領域を指定(「画像全体」または「正方形切り抜き」(16/24/32/48/96/128/256ピクセル角))
- 作成するアイコンサイズを指定
というもの。アイコン化する領域で画像全体を設定すると、自動的にリサイズされて取り込まれる。選択できるアイコンのサイズは16/24/32/48/96/128/256ピクセル角の正方形。複数サイズを選ぶと、自動的にマルチプルアイコンが生成される。メイン画面は、中央にアイコン編集エリア、左側に描画ツール、右側に色指定エリアとカラーパレットが配置される構成。下部はアイコンの表示エリアで、マルチプルアイコンの場合は、複数アイコンが一列に並んで表示される。
用意された描画ツールは「点」「直線」「四角形」「円(楕円)」「スポイト」「塗りつぶし」。線の太さは5段階から選択できる。特殊なツールに「スーパースポイト」がある。選んだ色を編集画面上に保存しておくことができるもので、保存した色は別のアイコンファイルでも使える。マルチプルアイコンや類似アイコンのシリーズなどで共通の色を用いたいときに便利だ。
アイコンライブラリ(ICL)ファイルからアイコンを読み込んだり、アイコンデータを含むEXE/DLLファイルからアイコンを抽出したりすることも可能。もちろん描画ツールを用いて、一からアイコンを作ることもできる。この場合は、あらかじめ設定されたサイズのほか、ユーザがカスタムサイズを指定することも可能だ。
編集したアイコンは、ICO形式で保存できる。BMP/JPG/PNG/GIF形式のファイルで保存することも可能だ。