Flashムービーによるフォトギャラリーを簡単に作成できるソフト。画像を選び、ギャラリーのひな形を指定するだけで、誰でも簡単にFlashムービーを作ることができる。「楽々 Flash Gallery」は、Flashムービーを使ったWeb用のフォトギャラリーを手軽に作成できるソフト。
- 画像選択
- ひな形選択
- フラッシュ作成
の3ステップだけで、さまざまなエフェクトを駆使した楽しいフォトギャラリーができあがる。「画像選択」ステップの画面は、フォルダツリー、サムネイルビュー、画像リストの3ペイン構成。ユーザはサムネイルを見ながら、「追加」ボタンやドラッグ&ドロップで画像を「プロジェクト」に登録してゆく。登録した画像をその場で回転(90度単位)させたり、編集画面を開いて切り抜いたりといったことも可能。リンクの設定も行える。
「ひな形選択」ステップでは、あらかじめ登録されているひな形を選ぶ。色やサムネイルのサイズ、トランジション(画面切り替え)効果などはカスタマイズすることが可能。用意されたひな形は(背景色の異なる4グループ)×(サムネイルのレイアウト7タイプ)の計28種類。画面切り替え効果はプレビューエリアで確認できる。
「ひな形選択」画面には「基本」「画面構成」「切替効果」「音楽」の4枚のタブが用意され、さまざまな設定を行えるようになっている。「基本」では、背景色や影の色の指定、タイトル文字の編集、フォントや色の指定などを行える。「画面構成」では、サムネイルの配置や表示数の指定、ムービー全体のサイズなどを指定できる。
「切替効果」では、フェードや回転、ズームなどの6種類の効果に加え、「効果なし」「ランダム」の計8種類の切り替え効果とサムネイルが現れるときの効果(6種類)を選ぶことができる。スライドショウの自動スタートや表示間隔を指定することも可能。「音楽」では、BGMとして使用するMP3ファイルを登録する。
設定が終了したら「フラッシュ作成」ステップに進む。ボタンをクリックするだけで、フラッシュムービー(SWFファイル)とHTMLファイルを出力してくれる。作成後はウィンドウ上でギャラリーを表示させたり、Webブラウザを起動して閲覧したりすることができる。
登録した画像などの情報は「プロジェクト」としてファイルに保存しておける。初期設定では、「楽々 Flash Gallery」を起動したときに、前回使用したプロジェクトファイルを自動で読み込むようになっている。
そのほかにも、
- ムービーのフレームレートの指定
- 画像や音楽データの保存方法の指定(ムービー内に保存するかどうか)
- 画像移動用のコントローラを付けるかどうかの指定
- 著作権者の情報とWebサイトへのリンクの設定
などを行うことができる。