Windows XPや非Aero環境のWindows Vistaに「フリップ3D」機能を提供してくれるソフト。「Thlips4D」は、Windows Aeroを利用できない(または設定していない)Windows VistaおよびWindows XPで、複数ウィンドウを3次元に重ねて表示する「フリップ3D」機能を実現するソフト。切り替え時の速度を調整できるほか、カメラアングルの変更や透明度の調整など、「フリップ3D」にはない機能も追加されている。「フリップ」のライブサムネイル風の表示機能を同時に利用することもできる。
起動すると、タスクトレイにアイコンが常駐する。タスクトレイアイコンのダブルクリックで「フリップ3D」風表示が開始され、現在開いているウィンドウが立体的に重ねて表示される仕組み。
ウィンドウ切り替えの方法は「フリップ3D」と同様。カーソルキーまたはマウスホイールでウィンドウをめくるように切り替え、選択したものをアクティブにできる。切り替え時のアニメーション速度の調整も可能だ。さらに、ウィンドウ表示の透明度を設定することも可能。切り替え時に「残像」を表示させることもできる。表示位置やカメラ視点、距離、傾斜度の移動なども細かくカスタマイズできるようになっている。
「Thlips4D」独自の機能に、サムネイル表示と背景の設定がある。サムネイル表示は、開いているウィンドウの縮小版を画面の端に一列に並べるライブサムネイル風の機能。表示位置はデスクトップの上/下/左/右端から選択することが可能で、3D表示と同時に利用することもできる。
背景の設定では、切り替え操作時にデスクトップの背景とは別の画像を表示させることが可能。あらかじめ任意の背景を表示させた上で、すべての画面を閉じた“プレーンな”デスクトップ画面を登録しておく。