「comonoDigiClock」は、Windows Vistaで提供されているガジェットライクなデザインを採用したデジタル時計ソフト。メインとなる時計、別ウィンドウで表示されるタイマ、カレンダーともに共通したデザインで、並べて表示させると統一感がある。

デジタル時計は、24時間表示の時/分/秒と日付、曜日が一列に並ぶコンパクトなもの。Windows Vistaのガジェットによく似たメタリックグレイの立体的なデザインが印象的だ。「カーソルをよける」設定でオンマウス時に非表示にしたり、逆にオンマウス時は通常表示で、マウスポインタが離れると透明にするといったこともできる。

時報は、毎正時に「毎時1回」または「時間の数だけ（3時ならば3回）」音を鳴らして通知してくれる機能。さらに「毎30分に1回鳴らす」こともできる。

アラーム機能もある。「アラーム音」「メッセージ」の2種類の通知方法があり、いずれかまたは両方を指定できる。アラーム音には、任意のWAVファイルを指定することが可能。メッセージは、表示位置を「時計ウィンドウのすぐ下」または「ディスプレイ中央」から選択することができる。アラームは最大五つまでを設定できる。

カレンダーとタイマは、いずれも別ウィンドウで表示される。カレンダーは一般的な月間表示で、日曜日と祝日が赤字で表示されるだけのシンプルなデザイン。デジタル時計同様、オンマウス時以外に透明化させることが可能。複数枚のカレンダーを開いて、まとめて複数月のカレンダーを参照することもできる。

タイマやカレンダーは普段非表示にし、必要に応じてデスクトップに呼び出して使えるのだが、すべてを並べて表示させ、より“ガジェットっぽく”使うのもよいだろう。時計ウィンドウから、あらかじめ指定したアプリケーションの起動も行えるので、画面に常駐させておく簡易ランチャにもなりそうだ。

小さな時計/カレンダーソフトを探している人、またはWindow XPユーザでVistaの気分を味わいたい人にも、ぜひお勧めしたい。

時報機能付きのコンパクトなデジタル時計としてだけでもデスクトップに常駐させておく価値は十分あると思いますし、今後もさらに機能を充実させていく予定ですので、ご期待ください。