グローバル検索やクリップボード拡張などの機能を搭載した、シンプルなテキストエディタ。「YEditor」は、シンプルな機能とわかりやすい操作性が特徴のテキストエディタ。メイン(編集)画面は、SDI形式のオーソドックスなデザイン。文字の桁位置を示すルーラや行番号、現在編集行を示すアンダーラインなどは、ユーザの設定により表示/非表示を切り替えられる。
編集機能では、切り取り、コピー、貼り付け、削除といった基本的なもの以外では、選択範囲を矩形で指定できる「ブロック選択」を行える。表示・操作関連のオプションは豊富で、ルーラや行番号の表示/非表示切り替えのほか、ウィンドウサイズに合わせた文字の折り返し、オートインデント、タブの移動幅(桁数)の指定、フリーカーソルの指定などもできる。Undoの回数は、ユーザが任意に変更することが可能(初期設定は64回、最大で1万回)。禁則処理文字の指定、編集記号の表示/非表示の選択なども行える。
機能面での特徴のひとつがクリップボードの履歴機能。「編集」メニューから切り取りやコピーを行うと、その文字列が「履歴貼っ付け」メニューに最大20件まで登録され、メニューから再利用できるようになる(「YEditor」を再起動すると履歴は消える)。
検索では、文字列の検索・置換機能そのものはオーソドックスだが、そのほかに指定フォルダ内の全テキストファイルから文字列を一括検索できる「グローバル検索」が用意されている。検索結果で行をクリックすると、当該ファイルを開いてくれる。
指定フォルダ内のテキストファイル一覧を表示する「ファイル名リスト表示」機能もある(もちろんファイルを開くことが可能)。さらに、「ディレクトリ内ファイル内容全表示」では、指定フォルダ内のすべてのテキストファイルをまとめて開くことができる。多数のファイルを検索し、参照するのに便利な機能を備えている。
編集中のテキストを昇順または降順に行単位で並べ替える「ソート」やランダムに行を並べ替える「シャッフル」、行番号指定によるジャンプなどの機能も搭載する。もちろん印刷機能も備えている。ツールバーをカスタマイズすることも可能だ。