「ほういち」は、“ほういち”という名前の犬を操ってさまざまなステージにチャレンジするアクションゲーム。あちこちに当たって跳ね返りながら空中を飛び回るホネを上手に使い、全8ステージのミッションをクリアするのがゲームの目的。

操作は、キーボードまたはジョイスティックで行う。1Pプレイの場合、初期状態では、カーソルキーでほういちを左右に移動させ（水中では上下左右に移動できる）、スペースでジャンプする。使用するキーなどは、設定によりカスタマイズすることも可能だ。

ほういちの武器（道具）はホネ。最初はシャボン玉のようなものに被われて登場し、周囲の玉を破裂させることで空中に飛び出す。以後は、クルクル回転しながら画面の縁やステージ上のターゲットなどに当たるたびに跳ね返り、空中を飛び回り続ける。このホネを地面に落として折ってしまわないよう注意しながら、ターゲットにぶつけることでステージクリアの条件を達成してゆく。ゲーム開始時点でのホネの数は3本。ホネはライフの代わりともなり、すべてを失うとゲームオーバーとなる。

メインとなるのは、1Pで全8ステージをクリアする「ひとりであそぶ」。ステージごとにゲームの舞台やクリア条件が大きく変化するバラエティに富んだモードだ。99秒という制限時間もあり、時間内にクリアできないとゲームオーバーとなる。

ステージの内容は例えば、

• ステージ1「リンゴの木」：2本の木になっているリンゴにホネをぶつけて落とし、そのすべてを回収すればステージクリア
• ステージ2「橋」：橋の上にずらっと並んだカラスにホネをぶつけて1羽残らず画面から追い出すことができればステージクリア
• ステージ3「沈没船」：水中ステージ。潜水服を着込んだほういちを操り、うようよいるクラゲにぶつからないよう注意しながら、沈没船のあちらこちらにある財宝をすべて回収したらステージクリア（ステージ3ではホネは直接は関係なく、失われないよう注意するだけでよい）

ゲームにはアイテムも用意されている。ゲーム画面の中央上部、制限時間の残りを示すタイマの真下にボードがぶら下がっており、これにホネを当てることでさまざまなアイテムをゲットできる。ボードの内容は刻々と変化し続け、ホネが当たった時点で表示されていたアイテムを手に入れることができる仕組みだ。

アイテムの中でも便利なのが鉄アレイ。ホネと同じ働きをしてくれる上に、地面に当たっても壊れる心配がない。そのほかにも、制限時間を初期化してくれる時計や追加のホネなどが用意されている。

これらのステージを二人で協力して攻略できる「ふたりであそぶ」モードも用意されている。

二人のプレイヤー同士で戦う「たいせんする」もおもしろい。左右に分かれて、互いに自分の陣地（島）を守るゲームだ。最初は陣地の上に敷き詰められた杭の上に乗っているが、ホネを拾い損ねるたびに杭がだんだんと地面にめり込み、むき出しになった地面にホネを落としてしまうと負け。画面の端にあるロープを引っ張ることで、鉄球や雷などの攻撃を相手に仕掛けることもできる。鉄球は拾い損ねると、当たった杭が一気にめり込んでしまい、地面がむき出しとなってしまう強力な攻撃だ。

ゲームの内容は、簡単にいってしまえば、変形のブロック崩しといったところだろうか。ただし、ホネの動きがそれほど速くないこともあって、ブロック崩しよりも反射神経に頼る要素は少ない。また、それぞれのステージが工夫されていて、バラエティに富んでいるのもこのゲームの魅力だ。「ブロック崩しはちょっと苦手」という人でも新鮮な気持ちで楽しむことができるだろう。子どもから大人まで、ゲーム初心者からベテランゲーマーまで、どんな人でも気軽に楽しんでプレイできる、ホッとさせるようなゲームだ。

二人で協力してプレイできるモードや、対戦モードが用意されているのもうれしい。親子や兄弟、家族みんなでわいわい言いながらプレイするのも楽しいだろう。全ステージクリア後にはなにかイベントも用意されているようなので、頑張ってチャレンジしてもらいたい。

開発中に苦労した点
何度かバージョンアップをしているのですが、完成させて遊んでみると、なぜか変更や修正しなければならない個所が出てくるので苦労しました。

ユーザにお勧めする使い方
一人では攻略できなくても、二人で遊ぶと意外と簡単になったりします。対戦ステージで遊んだり、協力したりと、すべてを楽しんで遊んでいただければ幸いです。

今後のバージョンアップ予定
まだまだやってみたいことがあるので、機会をみてバージョンアップは続けていきます。