文字列の変換機能や簡単なHTMLタグ挿入機能などを備えたテキストエディタ。書式設定は、独自のファイル形式やRTF形式で保存できる。PDFファイルへの出力機能もある。「OTEditor」は、Windows標準の「メモ帳」にはない便利な機能を備えながら、難しくなりすぎないよう、使いやすさが重視されたテキストエディタ。SDI型のメイン画面はシンプルだが、選択した文字列に対して太字や斜体、下線などの書式を設定できたり、箇条書きを指定すると改行のたびに行頭にマークが自動挿入されたりなど、「メモ帳」にはない便利な機能を多数、搭載している。
書式設定を保存するため、(通常のピュアテキスト形式以外に)独自のファイル形式(OTEF)やリッチテキスト形式(RTF)での保存に対応する。「OTEditor」から直接PDFファイルを出力することも可能だ(PDF出力用のプリンタドライバを選ぶ必要はない)。
大文字⇔小文字や全角⇔半角、かたかな⇔ひらがななどを相互に変換できる文字例変換機能もある。さらにMicrosoft IME 98以降がインストールされている環境であれば、漢字からひらがなへの変換も行える。文字コードではShift JIS/JIS/EUC/Unicode/UTF-8への変換が可能だ。
HTMLタグの挿入も可能。<HEAD>や<BODY>など文書の骨格となるタグをまとめて挿入できるほか、見出しタグ(H1〜H6)、斜体や太字などの装飾用タグを挿入することができる。
メールソフトのような署名を登録しておき、文書の新規作成時に自動的または任意で挿入できるほか、登録しておいた定型文を貼り付けることも可能。(オンラインソフトの付属ドキュメントでよく見られる)ソフト名や作者、動作環境などの基本情報をあらかじめ登録しておき、すぐに貼り付けられる「Readmeエディタ」という機能もある。
そのほかにも、
- 文字列の検索・置換
- 「OTEditor」専用クリップボードといえる「OTボード」
- 文字数の計算
- 編集中のテキストの自動バックアップおよびバックアップしたテキストの復帰
- 登録しておいたファイルやフォルダをワンタッチで開く「外部ファイル」
- ウィンドウの半透明化
など、多彩な機能を備えている。