デスクトップ全体を最大10倍まで拡大表示できるソフト。拡大表示の状態で、通常と同じようにマウスやキーボードを操作できる。「梨ズーム」は、デスクトップを拡大表示するユーティリティ。起動するとタスクトレイに常駐。ユーザは、タスクトレイメニューなどから表示倍率を指定して、拡大表示を実行できる。メニューから選択できる倍率は、×1/×1.5/×2/×3/×4/×5/×6/×8/×10の9段階。「ズームイン(+100%)」「ズームアウト(-100%)」を指定して拡大表示させることも可能だ。
表示倍率を設定・変更すると、Mac OSのユーザ補助機能(ズーム)のように、マウスポインタ位置を中心に“グングン”とアニメーションしながらズームイン(拡大時)またはズームアウト(縮小時)する。拡大表示されたデスクトップ上でマウスを移動すると画面がスクロールし、アイコンをクリックしたり、表計算ソフトにデータを入力したりなど、通常のパソコン操作を行える。
表示倍率を指定すると瞬時に指定倍率への変化が開始されるが、同じ表示倍率を繰り返し指定しても画面は変化しない(拡大はしない)。ただし、ズームイン(+100%)の場合は繰り返し実行で、拡大が繰り返される。
動作モードは、通常の操作が可能な「通常」のほかに、「プレゼンテーション」も用意されている。プレゼンテーションモードでも拡大表示は行われるが、マウスクリックなどの操作はできないようになる。
ホットキーを設定することも可能。タスクトレイメニューに表示される倍率などにホットキーを割り当てることができるほか、メニューにはない「ズームイン(+50%)」「ズームアウト(-50%)」「倍率指定(×7)」「倍率指定(×9)」の各コマンドにホットキーを割り当てることができる。マルチディスプレイにも対応する。