大量のスクリーンセーバをコレクションしている人に最適の常駐型スクリーンセーバ起動ソフト。スクリーンセーバの内容を直接プレビューすることも可能。「Scallop SP」は、多彩な機能を備えたスクリーンセーバ用ユーティリティ。複数のスクリーンセーバを登録しておき、登録順またはランダムに再生できる。複数のスクリーンセーバを「グループ」としてまとめることが可能で、多数のスクリーンセーバを保有している場合でも、容易に管理できる。
スクリーンセーバを登録するには、あらかじめグループを作成する必要がある。作成できるグループ数は最大64。1グループあたり512個までスクリーンセーバを登録できる。例えば、「花火」「宇宙」「文字」など、好きな名前を付けてグループを作成しておけば、ジャンルごとにスクリーンセーバを鑑賞できるようになる。
グループの作成後、ウィンドウ右上のペインにスクリーンセーバファイル(.SCR)をドラッグ&ドロップすると登録される仕組み。登録用ダイアログを使ってファイルを選択したり、指定フォルダ内のすべてのスクリーンセーバをまとめて登録したりすることも可能だ。
登録されたスクリーンセーバは、起動するたびに「正順」または「ランダム」で切り替わる。スクリーンセーバの起動は、ウィンドウの「実行」ボタンをクリックする以外に、タスクトレイアイコンのダブルクリックでも行える。各スクリーンセーバの詳細設定も、ウィンドウからボタンひとつで設定画面が表示されるようになっている。
リストにあるスクリーンセーバを個別に選んでプレビューすることも可能。プレビューは、左下のペインに縮小された状態で表示される。
「Scallop SP」自体にはスクリーンセーバを自動起動させる機能はないが、代わりにWindowsのスクリーンセーバを横取りする機能がある。Windowsの標準機能で適当なスクリーンセーバを設定しておいてから、「Scallop SP」側で設定を行うと、Windowsで設定したスクリーンセーバの代わりに、「Scallop SP」で設定したスクリーンセーバを起動させることができる。
さらに、(スクリーンセーバの機能によらない)パスワード保護機能も用意されている。「Scallopのパスワード保護を使用する」を選択すると、スクリーンセーバ終了時にWindowsのロックがかかるようになる。