ソフトを開発しようと思った動機、背景
デスクトップやウィンドウの静止画キャプチャ関係のソフトは数多くあるものの、動画として保存できるソフトとなると数えるほどしかないように思えます。しかも操作が複雑。これじゃぁ……うーん……。それじゃぁ自分で作ってみようということで「窓録」の登場となりました。開発中に苦労した点
Ver.1.0では、単に画面イメージを連続キャプチャをしてアニメーションのように動画を作成していたのですが、できあがった動画ファイルのサイズが膨大になってしまい、全画面キャプチャなどとてもできるような代物ではありませんでした。
Ver.1.5ではユーザの方々の要望も多かった、動画圧縮の実装を試みることにしました。しかし、圧縮に関してはなかなか難しく、うまく動くようになるまでにかなり苦労しました。
そして、Ver.2.0ではこちらもユーザの方々からの強い要望で、録画機能に加えて録音機能を実装することにしました。実は、録画と録音は別ファイルで作成したものを最後に一つにまとめる方法を採用していたのですが、動画と音声が合わないなど、かなり微妙な調整が必要で、こちらも苦労した点です。
そして、Ver.3.0では、これまでのバージョンがWindows Vistaでうまく動かないことを受けて、録画エンジンにWindows Mediaエンコーダを採用し、Windows Vista完全対応版として作成しました。Windows Mediaエンコーダを使用するのはちょっと反則っぽい感じもするのですが、短時間でWindows Vistaに対応する必要がありましたので、実装することにしました。
ユーザにお勧めする使い方
Windows XPで使用するPCにそこそこのパワーがある場合、Windows Vistaを使用する場合はVer.3.0を使用することをお勧めします。YouTubeやニコニコ動画も音声付きで簡単にファイルとして保存することが可能です。マウスカーソルもキャプチャできますので、アプリケーションの操作解説などにも最適です。少々スペックが心配で、Windows XPを使用している場合は旧バージョン(2.0)をお使いいただければと思います。
Ver.3.0をご利用になるにはMicrosoft .NET Framework Ver.2.0(http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=0856EACB-4362-4B0D-8EDD-AAB15C5E04F5) およびWindows Mediaエンコーダ(http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/download/encode.aspx)が必要です。
Ver.2.0をご利用になるにはMicrosoft .NET Framework Ver.1.1(http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=262d25e3-f589-4842-8157-034d1e7cf3a3&DisplayLang=ja)が必要です。
今後のバージョンアップ予定
Windows Mediaエンコーダを録画エンジンとして採用しましたが、オリジナルエンジンを実装し、Windows Vista完全対応版を作成すべく研究中です。より軽く、より鮮明な録画録音機能の実現、さらに簡単に操作できるアプリケーションを目指しています。
(ソフトの庭)