設定時間を経過すると、自動的にクリップボードの内容をクリアする機能を持つクリップボード拡張ソフト。「クリップボードガード」は、クリップボードの内容を常に監視し、履歴を保持するクリップボード拡張ソフト。履歴テキストファイルとして保存され、クリップボード経由で他のアプリケーションに貼り付けることができる。自動クリップボードクリア機能が特徴で、貼り付けの誤操作を防げる。
起動すると、タスクトレイに常駐する。機能は大きく分けて、
- クリップボード来歴保存
- クリップボードに“送る”
- 自動クリップボードクリア
の三つで、いずれもタスクトレイメニューから実行できる。「クリップボード来歴保存」は、クリップボードにコピーされた文字列の履歴を保持する機能(初期設定ではOFF)。ONにすると、プログラム本体があるフォルダの“ClipBoardGuard.txt”というファイルに履歴を保存する。「コピー」や「切り取り」のように、クリップボードにデータが転送される操作が行われるたびにデータが追記されてゆく。履歴ファイルの内容は「クリップボードガード」が起動するタイミングで自動的に消去される。「保存ファイルバックアップ」機能をONにすることで、履歴ファイルを保存しておくことも可能だ(“ClipBoardGuard.txt”が“ClipBoardGuard2007-07-03.txt”のようにリネームされ、保存される)。
「クリップボードに“送る”」機能は、あらかじめ登録しておいた任意の文字列(テキスト)をメニュー選択方式でクリップボードに転送できる機能。最大登録件数は50。登録した文字列にはそれぞれ「名前」を付けられる。転送する際は、メニューで登録した「名前」を選択するだけでよい。
「自動クリップボードクリア」は、ユーザの指定した時間が過ぎると、クリップボードの内容を消去する機能。時間は秒単位で指定する(1.25秒のように小数での指定も可能)。タスクトレイメニューから「クリップボードをクリア」を実行することで、強制的にクリップボードの内容をクリアすることも可能だ。
そのほか、「クリップボード来歴」の内容をテキストファイルとして開く「コピー内容表示」機能や、「クリップボードガード」をスタートアップに登録する機能などを備えている。