超強力な全方位ガードや10種類の武装を駆使して、行く手をさえぎる無人兵器群を破壊してゆくアクションゲーム。画面表示は3Dながら、アクションは横スクロール2Dタイプに近く、直感的に操作できる。「GUN ARMS」は、人型の二脚機械を操って敵と戦う横スクロール型メカアクションゲーム。強力な全方位ガードと空中ブーストで敵の攻撃を防ぎながら、射撃と近接攻撃で敵を破壊してゆく。
操作は2D感覚で、シンプルかつわかりやすい。キーボードとジョイパッドでの操作に対応している。機体の移動は【←】/【→】で行う。連続で2回入力するとローラーダッシュ(空中では横方向へのブースト移動)。キーを押し続けることで、どこまでもダッシュを続けられる。【↑】/【↓】で、遠距離武装の射撃方向(上下角)が変わる。射撃方向は移動すると真正面に戻るが、移動しながら正面以外を撃つなど射撃方向を維持したい場合は、【X】キーを押し続ける。【↑】を連続で2回入力するとジャンプ。空中で再びキー入力すれば、さらに高く飛ぶことができる。
【Z】キーは遠距離武装による射撃で、押し続ければ連続射撃できる。近接攻撃は【C】キーで、射程は短いが威力は高く、敵をノックバックさせる効果もある。【S】キーのガードは、キーを押し続けている間ずっと有効(時間制限などはない)。地上にいるときしか発動できず、発動中はカード以外の行動が一切取れなくなるが、敵の全方位からの攻撃をすべて無効化する。ただし、地形に挟まれたり、機雷の爆発に巻き込まれたりするとダメージを受けてしまう。空中で【S】を押すと滞空モードに切り替わり、空中での自由移動が可能になる。
ジャンプのほか、空中での「ブースト移動」や「滞空」には「ブーストゲージ」を消費する。ブーストゲージの残量がある限り、連続してブースト移動したり、滞空しながら自由移動したりすることが可能。ゲージが0になると空中に留まることはできず、自動的に地上に落下する(落下ダメージはない)。ブーストゲージは着地中に少しずつ回復する。
使用できる武装は遠距離が7種類、近接は3種類の10種類。「遠距離攻撃武装」のうち、マシンガンの「リボルバーキャノン」が標準で装備されている。装弾数は40発で、射撃キーを押し続けることでオートリロードされるが、リロード時に若干の切れ目が生じる。撃ち終わった瞬間にキーを離して「手動リロード」すれば、切れ目のない射撃を行える。
ステージに落ちているアイテムを取得することで、武器を「ショットガン」「ガトリングキャノン」「レールガン」「ミサイルポッド」などに持ち替えられる。こうしたオプションの遠距離武装は弾を使い切ると消滅し、再びリボルバーキャノンに戻る。
近接攻撃武装として最初から使えるのは「フィールドパンチ」。アイテムを取得することで「パイルバンカー」や「ドリル」を使用できる。フィールドパンチとパイルバンカーは、規定時間内に攻撃を連続ヒットさせることでコンボボーナスが発生する。ドリルは単発での威力は弱いが、ブーストと併用することで敵に連続してダメージを与え続けることが可能。近接武装の持ち替えは、新たにアイテムを取得することで行う。
ステージ数は全部で七つ。いずれのステージも、敵兵器が多数登場する「通常フィールド」と、通常フィールド後に突入する「ボスフィールド」で構成されている。一部の特殊なステージを除き、フィールド内は自由に行き来することが可能。通常フィールドに登場する敵兵器の数は固定で、突破さえできれば必ずしもすべてを破壊する必要はない。ステージによっては、壁などを破壊しない限り登場しない敵もいる。
敵の攻撃によるダメージで「体力ゲージ」が0になってしまうとゲームオーバー。コンティニューは2回まで可能だ。コンティニューすると、通常フィールドまたは対ボス戦の最初からのやり直しとなる。体力ゲージの回復は、アイテムとして出現するリペアキットを取得することで可能。リペアキットは対ボス戦の直前に用意されている。ただし、回復できる量は決まっている。
ステージ2では走行し続ける巨大列車から落ちてしまうとアウト、ステージ3ではブーストの機能が低下するハンデがあるなど、各ステージに独特の趣向が凝らされている。全ステージをクリアするにはかなりのやり込みが必要となる。通常フィールド、対ボス戦とも時間制限は設けられていないので、はじめて挑戦するステージや、ボスとの戦いでは、攻略法が理解できるまで慌てずじっくりとプレイすることをお勧めする。