「逆転の発想」による手法で画像のトリミングを行うソフト。画像内で切り取る範囲を指定するのではなく、切り取るサイズを決めて、そこに画像を当てはめてトリミングをする。「逆トリミング」は、画面上にトリミングする枠を設定し、そこに画像を当てはめるスタイルのトリミングソフト。一般的なトリミング方法とは「逆」の手順を踏むことから「逆トリミング」の名を持つ。対応する画像形式は、読み込み、書き出しともにBMP/JPEG。書き出しの際に、BMPでは2色/256色/フルカラーのいずれかを、JPEGでは圧縮率(1〜100)を指定できる。
起動すると、メイン画面中央部に枠線が表示される。この枠の内側がトリミング範囲となる。トリミング枠(=トリミング後の画像サイズ)は、縦/横サイズをピクセル単位で指定できる。
トリミング枠のサイズを決めたら、画像を読み込む。画像はマウスドラッグで自由に移動させることができ、枠内にトリミングしたい範囲が収まるようにすればよい。決定後に「保存」ボタンを押せば、トリミングされた画像がファイルに保存される。
アドビシステムズ社の画像編集ソフト「Photoshop」シリーズと連携する「PhotoshopExport」機能も備えている。PhotoshopExportを使えば、「逆トリミング」でトリミングした結果と同じものをPhotoshop上で再現できる。Photoshopでの画像サイズやアンカー位置などがウィザード形式で示されるので、その情報を見ながらPhotoshopで操作を行えば、「逆トリミング」での結果と同じ画像が得られる仕組み。
設定により、トリミング枠のサイズのほか、枠線の太さや色(赤/黒/白)を変えることが可能。さらに、
- 画像の比率を固定
- 画像の縮小時に補正を適用
- 作業中のプレビューを表示
のON/OFFを切り替えることもできる。