ソフトを開発しようと思った動機・背景
Windows 98→Windows XP→Windows Vistaとバージョンアップするにつれ、アイコンの対応サイズ、色数がどんどん増えていきます。その各種フォーマットを一発で作れるソフトがあれば便利だと思い、作りはじめました。初心者でも扱えるようにと、ウィザード形式のアプリケーションにしました。指示に従って「次へ」ボタンで進めていくだけで簡単にアイコンができてしまうのです。各ウィザードページには、簡単な説明文も付けました。
ヘルプも作りましたが、当初から「アイコン ウィザード」のアイコンを「アイコン ウィザード」自身で作成し、その過程の紹介を入れようと考えていました。シンプルな画像でもきれいなアイコンが作成できることをうまく紹介できたと思います。
開発中に苦労した点
元画像からアイコン画像に変換する際に生じるリサイズ、減色処理に苦労しました。バイリニアとかメディアンカットとか、いろいろ調べて作り上げました。
また、元画像の読み込みにGDI+を使いますが、GIFの読み込みに透過色が対応しておらず、ファイルフォーマットを調べて、直接ファイルを解析して取得することで対応しました(当初はGIFの透過色は未対応にしようかとも思いました)。
ユーザにお勧めする使い方
できるだけ大きめのアイコン画像を作成します。大きければ大きいほど、細かい部分を気にする必要はなくなります(縮小時に潰れる)。色境界のスムージングなどは「アイコン ウィザード」に任せましょう。
また、インターネット上の画像をウィンドウ上にドロップして、そのままアイコンにできます。個人で使う分には問題はないでしょう。私はパソコンのメーカーサイトからパソコンの画像をアイコンにして、マイ コンピュータのアイコンにしています。
今後のバージョンアップ予定
デスクトップのショートカットアイコンに画像をドロップして開くことができませんので、次期バージョンで対応する予定です。ほかには、透過領域の指定が色指定になっていますが、ほかにも自由に領域を指定できる方法があったらいいなと思っています。
また、フィルタのハイライト効果で「方向」や「強さ」などの設定ができないので、微調整できたら便利でしょうか。ハイライト以外のフィルタも追加したいのですが、結局はアイコンに変換する前に、使い慣れた各種グラフィックソフトで加工してしまえばいいので、不要な気もします。
(TAD)