ソフトを開発しようと思った動機・背景
もう10年ほど前になるのでしょうか……。「児童、生徒、学生のために!」と、以前作成したMS-DOS版のブラインドタッチメソッドソフトを捨て去り、開発開始。はじめてのWindowsアプリケーション、はじめてのVisualBasic、はじめてのイベント駆動プログラミングに挑戦し、夏休みのほとんどを費やし、およそ1日18時間、10日ほどかけて制作しました。以来、ずっと学校において多くの子どもたちが使ってくれ、何百人、何千人ものワープロ検定合格者も出てくれました。なかにはこのソフトを見て懐かしんでくださる方も見えるのではないでしょうか……(あ、これ! 苦労したやつ! とか)。特に正確な指使いを習得してもらいたくて、初級編では次に押すキーおよびその指の爪をカラーでわかりやすくビジュアルに表現してみました。当時のコンピュータ環境に合わせて、またノートパソコンでも利用できるように800×600のSVGAサイズにしてあります。検定の合格レベル表示や経験値を用い、ロールプレイングゲーム的に楽しめるようにもしました。とある経験値までゆくとイベントが発動し、「MouseMethod(マウス入力練習用もぐらたたき)」がスタートするなど、結構楽しんでいただけるかと思います。正しい指使いは個人差もありますが、ほとんどの人は約2週間ほどで習得できます(その代わり徹底的にやらないとだめですが……)。その手助けができたら、というのが動機でしょうか……。
開発中に苦労した点
10年も前の話であまり覚えてはいないのですが、なにしろはじめてのことばかりで、当時誰もVisualBasicを知っている人が周りにいなかったため、何をどうしたらどうなるというすべてがわからず、ヘルプだけが唯一の相談相手で、すべてにおいて苦労した記憶があります。
組み込むことのできるありとあらゆる機能を試験的に組み込んでみて、いろいろと勉強させてもらったソフトで、思い出深いソフトでもあります。そして、今回フリーソフトで出す気になり(庶民救済企画のため)少し手直しをしました。そのなかで一番苦労したのはアイコンです。絵心がないといいアイコンはできませんね! あんな見栄えの悪いアイコンでも苦労したのです。音楽も3曲とも自作で、モグラの絵は子どもに書いてもらいました。
ユーザにお勧めする使い方
やっぱり、学校導入で利用するのに適しているかと思います。ネットワークドライブなどに子どもたちの履歴を保存し、職員室のコンピュータからボタンひとつで一括成績処理ができるので、とても便利です(もちろん処理は自作プログラムを作ってくださいね。ファイルの構造はご連絡いただければお教えしますので)。裏画面から入って裏画面のテキストエディタで文面を入力し、裏画面の登録画面でタブなどを選択すればレッスンは無限に追加できます。こちらもご連絡いただければ裏画面への入り方やパスワードなどお教えいたします。
学校と自宅とで同じソフトウェアで練習可能なので、子どもたちもやりやすいのではないでしょうか。タッチメソッド(ブラインドタッチ)ソフトは、コンピュータをはじめて間もないころに誰もが触るソフトです。コンピュータ嫌いにならないためにも楽しんで取り組めるソフトであることはとても重要ですので、あまり根を詰めずに楽しんでお使いください。
また、中級者や上級者の方でも、時に思い出してやってみるのもいいものです。テンキー練習なども気分のリフレッシュにちょうどよいので、ぜひトライしてください。家族で入力勝負などで楽しんでいただくのもいい使い方かもしれません。我が家でも子どもたちがこのソフトで戦っていますので……。
今後のバージョンアップ予定
もう、10年も前の随分古いソフトなので、そんなにバージョンアップは考えておりません。が、ユーザが多くなり、ご要望も多くあればバージョンアップもいたしますので、遠慮なくご連絡ください。連絡先はReadMeに記載してあります。
最後に
私こと「庶民・凡人の味方、真面目で不誠実なDreamHope」は現在、庶民救済企画として「TouchMethod」をはじめ、「shutter」「AutoReNamer」「Mathematics(算数なんて怖くない!)」の4本のフリーソフトをリリースしております。もし、私の考えにご賛同いただけ、かつソフトを気に入っていただけましたら、ぜひ夕張市や年金の犠牲者の方々のために10円でも100円でも関係機関の方にご寄付していただけたらと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
(DreamHope)