「INKeeper」は、シンプルなインタフェースの使いやすいパスワード管理ソフト。インターネットで利用する会員IDやパスワードなどを管理する「ネットワーク」と、ソフトウェアのシリアル・登録ナンバーを管理する「ソフトウェア」の二つのリストで構成され、両者を一元管理できる。

使い方は簡単。データ登録の流れは、

1. ネットワーク/ソフトウェアのいずれかを選択して「新規データを追加」を実行
2. データ入力画面にIDやパスワードなどを入力

• ネットワーク：サイト・サーバ名、ID・ユーザ名、パスワード・アクセスナンバー、メモ
• ソフトウェア：アプリケーション名、シリアル・登録ナンバー、登録・ユーザ名、メモ

登録したデータは、「ネットワーク」と「ソフトウェア」の両方がまとめて保存される。ファイルはいくつでも保存することが可能で、複数ファイルを使い分けられる。データをTSV（タブ区切りテキスト）で読み込み/書き出しすることも可能。別の環境などに移行する際も、簡単にデータを引き継ぐことができる。

登録データの内容は、リスト上から選んで入力ウィンドウを開くことでいつでも変更できる。生成されたパスワードや桁数の多いシリアルを入力する必要があるときは、入力ウィンドウを開いてコピーすればよい。ちょっと変わっているのは、入力画面をひとつだけではなく複数開ける点。定期的にパスワードを変えている場合などは、対象データの入力画面をすべて開いて内容を閲覧し、確認しながら内容を変更できる。

パスワードは、標準状態ではリストにそのまま表示されるが、環境設定により内容を「*****」のような表示にすることも可能。メモ感覚で使えるので、こうした管理ソフトをはじめて使ってみる人にお勧めといえる。

ユーザにお勧めする使い方
見たまんまご自由にどうぞ。WebサイトやFTPサイトなどのアクセスIDを管理するのにお使いください。

今後のバージョンアップ予定
いまのところ大きなバージョンアップを思いつかないので予定はありませんが、何かよいアイデアがありましたらお知らせください。