RPGとシューティングゲームの要素をあわせ持つユニークなゲーム。魔法やアイテムを駆使して、19種類のステージを少しずつ攻略してゆく。「シューティングスター」は、見た目はRPGだが、その実、ゲームの内容は横スクロールシューティングという異色のゲーム。3種類の魔法を装備した主人公を操り、草原や森林地帯、岩場などを駆け抜けながら、スライム、ハチ、ゴブリンといった敵を倒してハイスコアを狙う。
ゲームの大きな特徴が、ユニークな「ジュエルシステム」。(現実世界で)その日はじめてゲームを起動したときに与えられるジュエルの数を選択し、それによって1日のプレイ時間を決めるというもの。各ステージにチャレンジするとき毎回定められた個数のジュエルを支払う必要があるため、入手するジュエルの数によって自動的にプレイ時間の上限も決定される。
選択できるジュエルの数は20個から40個までで5個刻みの5段階。プレイ時間の目安は30〜45分から60〜90分までとなっている。選択するジュエルの個数が少ないほどボーナス倍率が高くなり、獲得スコアも上がる。「シューティングスター」では、ハイスコアの得点によってショップの品揃えが変化するため、倍率の選択で悩むこと必至だ。
操作は、一般的なシューティングゲームに近い。カーソルキーで主人公を上下左右に移動させ、【Z】/【X】/【C】で魔法を発動して敵を攻撃する。攻撃用の魔法は、装備を切り替えることで変更できる。スタート時に装備している魔法は、前方に火炎弾を発射する「ファイア」、後方に発射した水泡が前方に跳ね返り前後両方を攻撃できる「アクアボム」、跳ね返る空気弾を横に向かってX字型に発射する「エアシュート」の3種類。上手に使い分ければ、前後左右すべての敵を攻撃できる。
各魔法には「ブレイクゲージ」があり、画面左下のゲージが満タンになって赤くなっているときに発動させると、「ブレイク」と呼ばれる必殺技(メガファイア/バブルボム/ツイストシュート)に変化する。ブレイクゲージのたまる速度は魔法によって大きく異なる。ゲージは三つに分かれているが、どれかひとつでも魔法をブレイクすると、ほかのゲージもすべて空になってしまう。
「魔法屋」で新たな魔法を購入すると、より強力な魔法を利用できるようになる。用意された魔法は全部で61種類。プレイヤーが高いスコアを出せば出すほど魔法屋の品揃えも充実してゆく(ただし所持金が足りないと表示されない)。
魔法以外にも、育成やカスタマイズの要素が用意されている。「装備屋」では、鎧や盾、ネックレス、リングなどの衣服や装飾品を購入可能だ。手持ちの装備の中から最大10種類まで選んで装備でき、ライフ、スピード、アタックなどの基本能力を調整したり、スキルを獲得したりできる。
「道具屋」では、プロテイン、ラケット、スパナなどのアイテムが売られている。アイテムによって、主人公の基本タイプを変更したり、基本能力を底上げしたりすることが可能。主人公のタイプを変えると能力や習得スキルが変化し、得意とする戦い方も変化する。アイテムには、主人公の外見や性別を変化させたり、フォントやフレームなどゲームそのものの外観を変化させたりするものもある。「装備屋」や「道具屋」では、商品名と価格だけしか表示されない。どの商品にどんな効果があるのかは、実際に購入してみないとわからないようになっている。
そのほか「書店」では、ヘルプなどの書物を購入できる。できればヘルプにはひと通り目を通しておきたい。また、次のステージへのマップも「書店」で販売されている。購入しない限り新たなステージにチャレンジできないため、何より重要な商品といってよいだろう。