「マルチカラム」「ファイラ」の2種類のブラウザが用意された多機能“ブラウザプレイヤー”。「Sound Browser」は、オーディオファイルのブラウズと再生、さらに検索なども行える“ブラウザプレイヤー”。CDのリッピングやフォーマット変換なども可能。WAV/MP3/AACをはじめ、主要なオーディオ形式に対応する。
基本機能となるファイルブラウザは、(エクスプローラなどで一般的なツリービュー+フォルダビューとは異なる)「マルチカラム」「ファイラ」の2種類を搭載。「マルチカラム」は、複数階層のフォルダ(の内容)をカラムでリスト表示するもの。左側のカラムで選択したフォルダの内容が右隣のカラムに表示される。フォルダの階層構造を把握しやすく、深い階層のファイル/フォルダにもすばやくアクセスできる。カラム数は最大10まで設定できる(初期設定では3)。
「ファイラ」は、エクスプローラの「詳細」表示に相当するファイルビューが横方向に二つ並べられたもの。二つのフォルダ間でのファイルのコピー/移動などを簡単に行える。
「マルチカラム」「ファイラ」ともに、タブにより複数のビューを同時に管理することが可能。タブ間や、「Sound Browser」とエクスプローラとの間でファイルのコピー&ペーストを行ったりすることもできる。
もちろんオーディオファイルを再生することも可能。ブラウザでファイルを選択し、ダブルクリックするか「再生」ボタンを押すと再生される。対応する形式は、WAV/AIFF/MP3/AAC/Ogg Vorbis/CD Audio(CDA)/WMA/ADX。
画面下部には「プレイリスト」が用意され、ブラウザから登録することで、連続再生させることができる。プレイリストへの登録は、ブラウザからのドラッグ&ドロップで簡単に行える。プレイリストも、タブで複数を作成・管理することが可能。さらに、XML形式ファイルに保存することも可能だ。
CDのリッピング機能もある。フォーマット変換機能を利用して、CD-DA内のCDAファイルのほか、MP3などを(WAVに)変換・保存できる(現バージョンでは、変換先ファイルは16bit/44.1kHz/Stereo 非圧縮WAVに固定)。
そのほか、ディスク内のオーディオファイルを検索して自動的にプレイリスト化したり、オーディオファイルをリネームしたりといったことも可能だ。