ギミック満載のスキンやプラグインを利用できる、ビジュアル重視の多機能時計ソフト。「すっきんやねん!」は、ユーザの好みに合わせてデザインや機能を作成・変更できるデスクトップ時計ソフト。イラストをアニメーションさせたり、時間帯によって表示させるパーツを変更したりすることも可能。ベースはアナログ時計だが、数字の画像パーツなどでスキンを作成すれば、デジタル時計にもなる。
時計のデザインは、スキンを利用して変えられる。時間帯に応じて表示させるパーツを変えることも可能。例えば、色違いの画像データを複数用意することで、昼は明るい色調のデザイン、夜は暗いデザインという具合に切り替えられる。
時計のサイズは、50×50から500×500までの10段階から選択することが可能。変更はコンテキスト(右クリック)メニューまたはショートカットキーで行える。時計の位置は、マウスドラッグで自由に移動させることが可能。設定により、時計をデスクトップの外にはみ出させることも(初期状態)、「はみ出しを禁止」にすることもできる。スキンが対応していれば、時計の上に時刻や日付、曜日を個別に表示させることも可能だ。
時計全体の透明度(0〜100%)を指定することもできる。「位置固定」モード時に「透過クリック」を設定しておくと、時計をクリックした瞬間に時計が消えて、裏側のウィンドウやアイコンなどを操作できるようになる。
機能はプラグインで提供される。標準で搭載されているプラグインは「アラーム」「時報」「時間合わせ」の3種類。「アラーム」は、指定時刻に1回だけ鳴らしたり、毎日同じ時刻に鳴らしたりできる。「時報」は、毎時0分に音を鳴らしたいときに指定する。「時間合わせ」を実行すると、NTPサーバと通信してパソコンの内蔵時計の誤差を修正してくれる。プラグインは、必要に応じて追加・削除することが可能だ。
メニュー、ボタン、ツールチップなどの表示はマルチリンガルに対応。表示内容を一括で他国語に変更できる。標準で日本語と英語を切り替えられるが、言語ファイルを別途追加することで、そのほかの言語にも対応する(言語ファイルはシンプルなXMLファイルで、簡単に作成・編集できる)。
スキンは、標準で「neco」「犬っこ」が同梱されている。別途「すっきんやねん!SkinMaker」を利用することで、オリジナルのスキンを簡単に自作できる。作者のホームページでは、「ラーメンタイマー」「簡易メールチェッカー」といった追加プラグインや40種類以上のスキン、ドイツ語、インドネシア語の言語ファイルが用意され、自由にダウンロードして導入できるようになっている。