デスクトップの表示やウィンドウ/マウス操作など、Windowsをより便利にする機能が詰め込まれたユーティリティ。「ぴたすちお」は、Windowsを快適に使うための機能を多数搭載したデスクトップユーティリティ。タスクトレイに常駐し、ウィンドウ操作やデスクトップの表示を細かく指定できる。用意された機能は多彩だが、大きく四つに分けられる。
- ウィンドウ操作
- デスクトップの表示
- キーの無効化
- マウス操作
「ウィンドウ操作」で指定できる項目は多岐にわたる。タイトルバー上でのマウスホイール操作によりウィンドウの透明度を段階的に変更できるほか、ウィンドウの移動/サイズ変更中に別のウィンドウやデスクトップ端に近づくとくっつく「スナップ」、デスクトップからウィンドウをはみ出さないようにする「移動範囲の制限」といった機能があり、さらに、ウィンドウの最小化時に(タスクバーではなく)タスクトレイに格納したり、最大化/最小化ボタンを無効化したりといったことも可能だ。デスクトップ上にあるウィンドウをリスト表示する機能もある。リストから任意のウィンドウを選んで、位置・サイズの変更や最前面/最小化/最大化表示などの指定を行える。
「デスクトップの表示」では、デスクトップアイコンの縮小表示、アイコンの自動整列、アイコンテキストの背景透過などを行える。タスクバーが移動しないように固定することも可能。バーチャルデスクトップ機能を利用することも可能で、タスクバー上でマウスホイールを操作すると、二つのデスクトップを切り替えられる。
「キーの無効化」は、キーボードの特定キーを任意に無効化できるもの。対象となるのはWindowsキーのほか、【Menu】/【Insert】/【半角/全角】/【Alt】/【CapsLock】の計6種類。そのほか、パソコンを起動したままでも掃除ができるよう、マウスやキーボードそのものを一時的に無効化することも可能だ。
「マウス操作」で特徴的な機能としては「エクスプローラのファイル一覧で余白部分をダブルクリックすると、フォルダを一階層上に移動」「ホイールの操作対象をアクティブなウィンドウではなく、現在ポインタが指しているウィンドウにする」などがある。マウスでポイントするだけで(クリックしなくても)ウィンドウがアクティブになる「オートレイズ」、マウスポインタの形状を一時的に丸型に切り替えられる「ソフトウェア・レーザポインタ」といった機能もある。
そのほか、「マウスショートカットの設定」ダイアログにより、マウス操作によるWindowsの挙動を細かくカスタマイズすることが可能。デスクトップ、タスクバー、タイトルバーなどのマウスでポイントしている対象と、ダブルクリック、ホイールクリックなどの動作を組み合わせることで、さまざまな操作を代行できるようになる。ログオフ/シャットダウンのほか、スクリーンセーバの起動、「マイ コンピュータ」や「マイ ネットワーク」の呼び出しなどを指定できる。