面倒な手間いらずで、簡単に動きのある絵を作れるGIFアニメーション画像作成ソフト。背面に画像を置くこともでき、画像の鏡像(裏返し)を背面に設定することも可能だ。「Choreographer」は、絵や写真などの画像ファイルを加工して2D/3Dの動きのあるGIFアニメーション画像を作成できるソフト。作成したデータは、GIFファイルに出力できる。操作方法は簡単。
- ベースの画像(背面画像も指定可能)をウィンドウにドロップし、
- カメラ位置、画像サイズ、繰り返し回数、動きを設定して、
- GIFアニメとして保存
するだけでよい。「カメラ位置」は、動きをつけるオブジェクト(元画像)のズームを調整するもの。アップ〜ロングを指定できる。「画像サイズ」は、出力されるGIF画像の縦横サイズをピクセル数で設定するもの。繰り返し回数では「動きの処理を何回行うか」を指定でき、0を指定すると動作は無限ループになる。「動き」では、画像にどのような効果を与えるかを決める。「バウンド(弾む動き)」「ふわふわ(浮遊する動き)」「振り子運動(一点を中心に振幅する動き)」など、画像を“平面的に移動”させるもののほか、
- くるくるズーム:回転しながらズームアップ
- ドリフ:ズームインとズームアウトをランダムな配置で繰り返す
- 回転:画像の中央を垂直軸として回転
- でんでん太鼓:画像の中央を垂直軸として回り、数周ごとに反転
といった、奥行き感のある立体的な動きも用意されている。動きなどの設定後にプレビューすることも可能。実際の動きを確認できる。GIFデータに保存するときの減色方法は、Floyd&Steinberg法またはJudice&Ninke法から選択できる。
オプションとして、「作成するGIFの圧縮」のほか、大きな画像を読み込んだときにクラッシュを防止する「元画像サイズの自動縮小」、読み込み時間にゆとりを持たせる「GIFの表示後、動きはじめるまでしばらく待つ」などがある。