一つひとつ片づけてゆく予定の管理に適したスケジュール管理ソフト。シンプルなデザインで直感的に使える。「ENObyスケジューラー(エノバイスケジューラー)」は、予定やToDoを“直感で整理しながら”管理できるソフト。登録された予定はリスト表示される。画面最上部に表示された“行うべき”予定が完了するとリストから削除され、次に行うべき予定が繰り上がる仕組み。予定を一時保留して、次の予定と入れ替えることも簡単。予定に実行ファイルを登録することで、ワンタッチで起動させることもできる。
予定は、カレンダーやタイムテーブルを使わずに、フリーテキストで登録できる。入力ボックスに予定を入力し、「追加」「挿入」を実行することで、リストに追加される。ユーザは(基本的に)リストの上から順番に片づけてゆけばよい。終了したものは「完了」を実行するとリストから削除され、次の予定が表示される。「(直近の)この予定はあとで行いたい」というような場合は「後まわし」や「保留」することも可能。「後まわし」ではリスト最後尾に移動し、「保留」では次の予定と入れ替わる。
登録された予定はまとめてテキストファイルに保存できる。テキストファイルは複数作成でき、それぞれを切り替えて利用できるようになっている。日付指定呼び出し機能を使って、特定テキストファイルを指定日付に自動読み込みさせることも可能。ファイル名を日付にして「ENObyスケジューラー」の本体があるフォルダに置いておくと、起動した日に該当する日付のファイルが自動的に読み込まれる。例えば、4月12日に「ENObyスケジューラー」を起動した場合、「2007年4月12日.txt」が存在すれば、そのファイルが読み込まれる。
タイマ通知機能もある。通知機能をONにした状態で、予定のテキスト/パスの先頭に特定の書式で時刻(“15時5分”や“t8:30”など)を記述しておくと、設定した時間にダイアログが表示される。ダイアログを表示したあとに、時刻部分だけを自動的に消去させることも可能だ。
メモエディタ機能も用意されている。テキストファイルひとつにつき、詳細や雑記を入力できる「メモ」をひとつ利用できる(予定ごとにメモを書くことはできない)。入力したメモの内容は、テキストファイルにも保存される。
そのほかにも、期限、必要時間、重要度を予定名の先頭に追加しておくと、自動で順位付けをしてくれる「オートアレンジ」機能や、予定の文字列検索、予定数のカウント、経過時間の表示といった機能を備えている。
ウィンドウの表示モードは「通常」「コンパクトモード」の2種類。常時最前面表示の指定も可能だ。ウィンドウの色を変えることもでき、デザインパターンはNormal/Mechanical/Chalkboad/Peach/Sky/Seasonsの6種類から選択できる。