「Go!Go!働け! コーデリア!」は、見習い魔法使いの女の子「コーデリア」が主役のパズルゲーム。ゲームの目的は「想像を絶するほど散らかった部屋」の片付けを行うこと。散らばったオブジェクトを蹴飛ばして移動させ、条件を成立させて消したり、ゴールまでの道を切り開いたりする。動かす順番をしっかり考えながら片付けないと、身動きが取れなくなってしまう。47のステージが用意されている。

オブジェクトは、形と色が同じものを一定個数以上隣接させると消滅する。何個以上で消えるかはオブジェクトの形状によって異なり、2個、3個、4個の3パターンがある。どのオブジェクトが何個の組み合わせで消えるのかを把握することがクリアする上で重要。ただし、ステージ開始時点でくっついているオブジェクトは、一定個数以上が隣接していても消えない。同色のオブジェクトを付け足すか、隣接しているオブジェクトを一度動かしてから元に戻したときにはじめて消滅する。

一部のステージでは、穴の空いた場所が出現する。穴の上を通過することはできないが、穴にオブジェクトを落とすことは可能。オブジェクトを落とすと、穴が床に変化して通れるようになる。

コーデリアの移動はカーソルキーの上下左右で行う。コーデリアの向いている方向に動かせるオブジェクトがあるときに、その方向のカーソルキーを押すと、オブジェクトをはじき飛ばして1マス分移動させられる。ただし、オブジェクトの移動先に別のオブジェクトが置かれている場合は押し出せない。スペースキーを押しながらカーソルキーを同時に押すと、コーデリアの移動速度が上がる。

操作を間違えたときは【B】キーを押せば1手ずつ、最大10手まで戻すことができる。【C】キーでは、ステージ画面をスクロール表示に切り替えられる。【C】を押すと、ステージ画面の枠がピンク色に変わり、この状態でカーソルキーを押すと、画面がスクロールする。もう一度【C】キーを押すと元に戻る（多くのステージは1画面に収まっているため、スクロールを使う機会は多くはない）。

【H】キーを押すと、操作方法の詳細と「オブジェクトが消える個数」が記された「簡易ヘルプ」が表示される。

ステージのクリア条件は3種類。

• ステージ上のすべてのオブジェクトを消す
• ゴールまでたどり着く（オブジェクトは残しても可）
• 指定されたオブジェクトをすべて消す（指定以外のオブジェクトは残しても可）

オブジェクトを消すために必要な数がオブジェクトの種類によって異なり、ほとんどのステージで種類の違うオブジェクトが入り交じっている点もパズルをおもしろくしている。オブジェクトのデザインがいろいろとあるのは、ビジュアル的にも楽しい。

パズルそのものの難易度は高いが、途中で失敗しても【B】を使って10手まで元に戻せるため、気軽にチャレンジして手探りで解くこともできる。最初からすべてのステージをセレクトでき、自分に合った手頃なステージからチャレンジすることができる。

筆者は、演出面で若干もの足りない点もあるように感じたが、パズルゲームの初心者から上級者までが幅広く楽しめる、よくできたパズルゲームであることに間違いはない。

ただ、ゲームのおもしろさを求める人たちへ。「コーデリア」で、あのころの楽しさを思い出してみませんか。

Making of Cordelia
TCCCCはプログラム、サウンド、グラフィックの3チームに分かれて行動しています。全員、ゲーム制作経験ゼロの素人集団ですが、新たな分野へ挑戦する心意気にあふれています。

「コーデリア」はクォリティの面から見た場合、必ずしも高いとはいえないかもしれませんが、制作サイドとしての楽しさを、十分追求できたと感じています。あわよくば、「コーデリア」がユーザのみなさまにとって、おもしろいと感じるゲームになっていてほしい！　そんな願いとともに“ダウンロードはこちら”の向こう側でお待ちしております。

In the Future
今後は面の追加を定期的に行っていきたいと考えています。機会がありましたら、ユーザのみなさまから面を募ったり、機能追加をしたりしたいと考えています。

P.S.
現在は、爆弾を投げたり投げられたりするゲームにインスパイアされたゲームを鋭意制作中であります。ご期待ください！　みなさまの感想、要望をお待ちしております。TCCCCの半分はユーザの優しさでできています。