2/10/16進数を同時に表示したり、8/16/32/64bitの変数サイズを指定して桁あふれの確認が行えたりと、プログラマ向けの機能が充実した電卓ソフト。C言語表記の演算子を使い、bit単位の論理演算やシフト演算を行うこともできる。「C電卓」はその名の通り、特にCプログラマを意識して作られた電卓ソフト。通常の四則演算はもちろん、「%」「&」「|」「^」「~」「<<」「>>」といったC言語の演算子による計算も可能。数字の入力は2進数/10進数/16進数のいずれでも行うことができ、常に各進数での表記が示される(Windows標準の「電卓」のように、いちいち進数表現を切り替える必要はない)。ウィンドウ下部の64個のボタンを用いて、直接各ビットのON/OFFを指定することも可能。ビットオーダーは、昇順/降順を切り替えられる。
「char(8bit)」「short(16bit)」「long(32bit)」「int64(64bit)」の4種類の整数型を指定して計算することも可能で、型の違いによる桁あふれの確認に有効だ。signed(符号あり)とunsigned(符号なし)も指定できる。
桁区切りのON/OFFも切り替えられる。桁区切りをONにした場合は、10進数では3桁ごとにカンマが、2/16進数では4桁ごとにスペースが挿入される。「ゼロ詰め」機能もある。未使用の位を「0」で埋めることができ、使用している変数型を意識しやすい。
小数10進演算にも対応する。丸めによる演算誤差のない実数演算を行うことが可能で、特に金銭を扱うなど、わずかな誤差も許されないシビアな計算に適する。
操作はマウスで行えるのはもちろん、キーボードショートカットも充実している。ビットボタンの操作などのごく一部を除き、多くの機能をキーボードから操作できる。