軍の部隊長となり、さまざまな種類の兵士を「召喚」して部隊の強化を図る戦略シミュレーションゲーム。「粘土戦記2」は、粘土でできた兵士たちが戦うシミュレーションゲーム。舞台となる世界では「クレイ帝国軍」が各地を支配するが、帝国軍に反旗を翻す「青龍」の率いる「解放軍」も存在する。プレイヤーは解放軍所属の新人部隊長となり、ほかの部隊と力を合わせて領土を帝国軍から制圧するために戦うことになる。
スタートしたら、まずはプレイヤーが操る部隊長のキャラを作成する。キャラの名前のほか、攻撃タイプやスキルの選択、体力や攻撃力などへのポイント振り分けなどを設定する。
キャラを作成したら、解放軍の本拠地「封水城」に到着する。都市などの拠点では、お金と引き換えに体力を回復する「宿屋」や、アイテムを購入できる「商店」など、部隊を整えるためのコマンドを実行できる。
ゲーム画面には現在いる都市のグラフィックが表示されるほか、日付、場所、実行可能な「行動」リストなどが表示される。さらに左下には、プレイヤーの部隊に所属するキャラの一覧が並ぶ。
プレイヤーは最大8人までの部下を従えて戦うことができる。ただし、開始時点の部隊メンバーはプレイヤーキャラひとりだけ。そのため、まず最初に実行したいのが部下を呼び出す「召喚」コマンドだ。部下は「軍施設」にある「召喚所」で呼び出せる。召喚した部下の詳細は、キャラ一覧のブロックで確認できる。
召喚には「精霊石」が必要。スタート時にちょうど8個の精霊石をアイテムとして持っており、8人の部下を召喚しておくのがお勧め。以後、精霊石は戦闘後に敵から入手したり、イベントで手に入れたりすることができる。
部下を呼び出したら、いよいよ行動開始。戦闘に参加するには行動メニューの「移動」で戦闘区域に部隊を移動させる必要がある。部隊が戦闘区域にいれば、自動的に戦いに参加する。
戦いには「戦場」と「戦闘」の二つの画面がある。「戦場」画面では、複数の味方部隊と連携して行動できる。防衛側の部隊が青、侵攻側部隊が赤いアイコンで示され、プレイヤーの部隊はアイコンの色が薄くなる。「戦場」では、自分の部隊を移動させたり、アイテムを使って強化や回復を行ったりすることが可能。敵部隊が自分の部隊の前にいる場合は相手を攻撃することができ、「戦闘」画面に切り替わる。敵から攻撃を受けた場合も同様に「戦闘」画面に移行する。
「戦闘」画面では、敵の1部隊とプレイヤーの部隊が戦う。敵味方それぞれ最大9キャラが、1ターンにつき1回ずつ行動できるオーソドックスなスタイルだ。戦闘は、あらかじめ設定されたターン数だけ継続する。基本的な行動は「移動」と「攻撃」の2種類。特定のスキル(回復魔法など)を覚えているキャラは、スキルを発動することもできる。ただし、戦闘画面ではアイテムを使えないので、回復系の魔法は戦略的にも重要だ。
敵と味方はいずれも、3(左/中央/右)×3(前列/中列/後列)のマスに整列している。基本的には、正面にいる相手の最前列の敵しか攻撃できない。例えば自軍左前列、左中列、左後列のキャラの攻撃はすべて、敵の右前列のキャラをターゲットとする。このため、敵と隣接する最前列には、防御力に優れたキャラを設置しないと、すぐに倒されてしまう。
攻撃には「AP」というポイントが必要な点にも注意したい。キャラのAPがなくなると、そのキャラを選択しても「攻撃」できず、「移動」か「待機」しかできなくなってしまう。APはターンごとに少しずつ回復するものの、大事な場面で攻撃できなくならないよう気をつけたい。