複数のチェックリストをフォルダ別に整理したり、チェック項目をタイプ別に分類したりできるチェックリスト管理ソフト。「ラステイル」は、パソコンでチェックリストの作成・管理を行うためのソフト。チェックリスト項目を作成・登録したり、チェックマークを入力したりできる。複数のチェックリストを作成することが可能で、ツリービューの「プロジェクトリスト」からすばやく切り替えられるほか、階層的なフォルダを作ってプロジェクト(チェックリスト)を整理することもできる。チェックマークに、ユーザが作成したアイコンを利用することも可能だ。
チェックリストの内容は、マーキング用アイコンのほかに「タイプ」「内容」「更新日」の3項目。「内容」にチェック項目の説明を入力し、チェックが終わったらマーク用アイコンを付けるというのが基本的な使い方だ。マーク用アイコンの設定/解除の切り替えは(初期設定で)ドロップダウンリストで行う。オプションで「シングルチェックモード」に設定すれば、マーク欄をクリックするだけで設定/解除を切り替えられるようになる。
あらかじめ用意されたマーク用アイコンはひとつだけだが、ユーザがオリジナルのアイコンを登録して使うことも可能。項目の状態などに応じて、マークを使い分けられる。オリジナルアイコンの設定はチェックリストごとに行われるため、プロジェクトに応じた使い分けも可能。プロジェクトを切り替えると、登録されているチェックマークがツールバーに表示され、ツールバーからマークを付けることもできる。
チェックマークだけでなく、プロジェクトリスト上でフォルダやプロジェクトを表すアイコンも登録できる。いずれのアイコンも、画像ファイルを指定すると自動的に16×16ピクセルサイズの画像が作成される仕組み。ICO形式ファイルのほか、BMP/JPEG/GIF/PNG各形式の画像ファイルをアイコンとして利用できる。
チェックリストに登録された項目は、「タイプ」を使ってグループ分けできる。タイプはユーザが自由に登録できる。各項目にあらかじめタイプを設定しておくと、チェックリストでタイプ別の並べ替えができる。タイプごとに見出し付きで分類表示したり、特定のタイプだけをチェックリストに抽出表示したりといったことも可能だ。
プロジェクトのデータはアプリケーション終了時に自動的に保存される。さらに、(初期設定では)10分おきに自動保存されるので、普段は特に保存操作は必要ない。もちろん作業中にユーザが任意に保存を行うこともできる。
そのほかにも
- チェック項目の複製/削除
- テキスト検索(リスト内を検索してヒットした項目だけを抽出表示)
- チェックリストの印刷
- データをXML/CSV形式にエクスポート
- XML形式データのインポート
- データのバックアップ/復元
などの機能がある。オプションとして、自動バックアップの設定やスタートアップ設定なども行える。ツールバーのアイコンサイズやチェックアイコンツールバーの表示位置をカスタマイズすることも可能だ。