空中の任意の場所にアンカーを設置し、ワイヤーにぶら下がって空中を移動してゆく新感覚のワイヤーアクションゲーム。「メリルくるりんち」は、フルーツの王様「ドリアン」を集めるのが趣味の女の子「メリル」が主役のアクションゲーム。メリルの特技は、ワイヤーを使って空中を自由に移動できること。ワイヤーを駆使して、制限時間内にフィールド内にあるすべてのドリアンを集めることがゲームの目的だ。ステージ数は全部で24面用意されている。
操作は、キーボードとジョイパッドのどちらでも行える。キーボード操作の場合、【←】/【→】(金網では【↑】/【↓】も使用可能)でメリルを移動させ、【Z】でブロック2個分の高さまでジャンプする。【←】/【→】と【Z】を併用すると、横にジャンプすることもできる。
【X】はワイヤーを張るためのキー。【X】を押すと「照準(通常はメリルの前方にある)」の位置にクローバー型をした「アンカー」が設置される。照準の方向はカーソルキーで指定できる(上下左右と斜めの8方向に対応)。アンカーはブロックなどが存在しない空中にも設置することが可能だ。
【X】を押し続けている間、アンカーとメリルとの間にワイヤーが張られる。メリルがワイヤーにぶら下がっているとき、揺れに合わせて【←】/【→】を押すことでブランコのように勢いがつき、揺れ幅が大きくなる。
勢いをつけてブランコのようにワイヤーを漕ぎ、タイミングよく【X】キーを離す(ワイヤーを解除する)と、慣性にしたがって大きく飛ぶことができる。さらに、飛んでいる間に次のワイヤーを張ることが可能で、ワイヤーをタイミングよく張り続けることで、空中を自在に移動できるようになっている。
ただし、ワイヤーは衝撃に弱い。「たるんだワイヤーが勢いよく垂直に引き伸ばされる」などで「強い衝撃」を受けると切れてしまう。いったんワイヤーが切れてしまうと、メリルが再び地面に着地するか金網につかまるまで、新たにワイヤーを張ることができなくなってしまう。
メリルの行く手を阻む最大の障害物は「危」のマークが表示された針山。針山にぶつかってしまうとライフがひとつ失われる。三つあるライフをすべて失うとゲームオーバーだ。ジャンプ、落下、ワイヤーを漕ぐといったときには針山の位置に十分注意しよう。
ステージによっては、メリルを追いかけてきたり、光線を撃ってきたりする敵も登場する。ワイヤーをぶつけることで倒せるが、倒したあとに時間が経つと再び出現するため、厄介だ。
針山以外にも、フィールドには「ガラス」「加速器」「金網」などのオブジェクトが登場する。「ガラス」は、表面にアンカーを設置できない特殊なオブジェクト。ガラスの上に置かれた照準は×印で示される。ガラスに対してアンカーを打ち込んだ場合は操作が取り消されず、アンカーが滑ってガラスの端に達したところで有効になる。
「加速器」は、青い矢印で示される。触れると矢印の方向に加速され、自動的に飛ばされてしまう。上手に使うことで、すばやく、かつ楽に移動できる便利なオブジェクトだ。加速の度合いは、加速器に描かれた矢印の数によって変わる。矢印がひとつだけであれば、反対方向から勢いをつけてぶつかることで加速器を突き抜けることもできる。
「金網」は、へばりついて上下左右に移動することができるオブジェクト。ゲームのなかで唯一、カーソルキーだけで上に移動できる構造物だ。
フィールドにあるドリアンをすべて集めると、ステージクリアとなる。しばらくキー操作をしないでいると、フィールド上にあるドリアンの位置がマップに表示される。ドリアンが見つからない場合は、しばらく操作せず放置してみるとよい。
ステージクリアの記録とクリアタイムは自動的にセーブされる。一度到達したことのあるステージは、タイトル画面から選択できる。クリア済みステージであれば、最速タイムでクリアしたときのリプレイを見ることもできる。