日本地図に各都道府県のピースをはめ込んでいくことで、都道府県の位置を学習できるソフト。ピースを並べる際に、都道府県名を回答するモードもある。「パズル都道府県」はその名の通り、“都道府県の位置・名前をパズルで学べる”ソフト。操作はシンプルで、都道府県の形をしたピースをドラッグで日本地図にはめ込んでいけばよい。
ソフトを起動すると、まず設定画面が表示される。設定画面では「日本地図の表示方法」「パズルのモード」「制限時間のON/OFF」を変更できる。ピースをはめ込むための「日本地図」の表示方法は2通りあり、
- 都道府県の境界線を表示(黒線/白線)
- 日本全体の枠のみ表示(黒線/白線)
のいずれかを選択できる。当然ながら、後者の方が難しい。日本地図を透過表示することも可能で、別の作業をしながら合間に学習するといったこともできる。透明表示の場合、境界線の色は黒か白かを選べる。背景の色との兼ね合いで境界色を選択すればよいだろう。なお、モニタの画面サイズが1024×768ピクセル以下の場合、上下が切れて白地図がすべて表示されない。「パズルのモード」は二つ用意されている。ひとつは単に「ピースをはめ込むだけ」のモード。もう一つは、ピースをはめるだけでなく「都道府県名を入力する」ことではじめて正解になるモードだ。これも当然、後者の方が難しい。
「都道府県名の入力」は、正しい位置にピースをはめたときに行われる。位置が正しくても、名前を誤答してしまうとピースをはめられない。その上、はめていないピースの位置がランダムで移動してしまう。なお、都道府県名を入力する際は名称のリストが表示され、リストから選択できる(キーボードで直接入力することも可能)。
「制限時間」を設けるかどうかを設定できる。「制限時間がON」の場合、1〜100分の範囲で時間を指定でき、パズルを開始すると時間がカウントダウンされる。残り時間が0になると、ピースが消えて終了となる。
設定を終えると、日本の白地図と散らばった47個のピースが表示される。ピースをドラッグして移動し、白地図を埋めていこう。どこから埋めるかはユーザが任意に選べるので、手当たり次第ピースをはめていってかまわない。ドラッグ時、ピースの位置が多少ズレていても吸い付くようになっている。ひとつピースをはめるごとに得点が1カウントされ、47点を得る(47あるすべての都道府県のピースを埋める)とクリアだ。
「パズル都道府県」自体には「どこが何県なのか」といった情報を見る機能はない。都道府県名をこれから学習したいという方は、背後に都道府県名が書かれている情報(Webサイトのページなど)を置き、透過モードでプレイするとよいだろう。ある程度知識がついたと思ったら、情報が書かれたウィンドウを最小化するなどして一時的に隠し、「パズル都道府県」でテストしてみるとよい。
余談だが、筆者は「地理」がすこぶる苦手だ。特に、大阪以西の県の大半はうろ覚えだったりする(大阪以西に住んでいる方々には申し訳ない)。そんな筆者のクリア時間は「都道府県の境界線あり」「都道府県名入力あり」で約25分と、明らかに掛かりすぎ。「パズル都道府県」で一から勉強し直すとします……。
(田中 剛健)