印刷したい用紙サイズに合わせて、画像データやテキストをレイアウトできる印刷ユーティリティ。「レイアウトして印刷 簡易版」は、印刷したい画像やテキストを編集・レイアウトできるソフト。マウスを中心にした簡単な操作でレイアウトし、印刷できる。対応する用紙サイズは、A3〜A6およびB4〜B6版の用紙、ハガキ、写真向きのL版/2L版。ユーザ指定により、ミリメートル(mm)単位で縦横の長さを調整することも可能だ。
使い方は簡単。画像やテキストの登録は、
- 用紙サイズを設定
- ツールバーから、画像とテキストのうち登録したい方のボタンを選択
- 画像やテキストを配置したい部分をマウスでドラッグし、矩形を作成
- 矩形をダブルクリックして、画像を登録(またはテキストを入力)
で行える(複数のオブジェクトを登録する場合は、2.〜4.の手順を繰り返せばよい)。画像は、ファイル指定で読み込めるほか、デジカメなどの外部機器から直接取り込むこともできる。画像の色調整を行うことも可能。色成分(R/G/B)、色合い(色相/彩度/強度)をスライドバーで調整できる。ネガポジ反転機能もある。テキストはフォント、文字サイズ、文字色、強調表示、文字間隔などを指定できる。マウスドラッグで、オブジェクトの位置を動かしたり、回転させたりも可能。回転は、360度思いのままの方向に変えられる。画像やテキストを重ねたときの位置関係を決める「表示順位の変更」設定も用意されている。また、右寄せ/左寄せ/センタリングや、回転角度を0度/90度/180度/270度単位で揃える機能もある。「グループ化」機能により、変更(設定)を複数のオブジェクトに対してまとめて行うことも可能だ。
画面には表示されるが、印刷はされない「下絵」機能も利用できる。「印刷はしたくないが、他のデータを置く際に目安となる画像を見たい」という場合に重宝する。
ページ設定画面では、「グリッド間隔」「グリッド表示/印刷の有無」「印刷時のスプールデータ量」などを指定できる。