ファイルの暗号/復号化に機能が絞られた軽量小型のユーティリティ。簡単な操作で使用できる。「USBENC SimpleEdition」は、ファイルを暗号/復号化することだけに的を絞った超軽量のユーティリティ。コンパクトなウィンドウにファイルをドラッグ&ドロップするだけで暗号化できる。ファイルサイズが約45KBと小さく、USBメモリなどのリムーバブルメディアに入れて持ち運ぶことも可能。AESなど、4種類の暗号アルゴリズムを利用できる。
暗号化はファイル単位、フォルダ単位のどちらでも行える。複数のファイル/フォルダを1ファイルにまとめて暗号化することも可能。暗号化の際、自動でファイルが圧縮されるため、ディスク容量も削減できる。
暗号化したいファイルをメイン画面(または実行ファイルに直接)にドラッグ&ドロップするとダイアログが表示され、「パスワード」「暗号形式」の入力が求められる。暗号アルゴリズムは「AES」「Blowfish」「DESede(Triple DES)」「DES」の4種類から選択できる。パスワードの桁数は形式ごとに決められている。DESは半角6〜8文字、AES/Blowfishは半角6〜16文字、DESedeは6〜24文字まで。この範囲内で自由にパスワードを設定できる。
暗号化を実行すると、元ファイルと同じフォルダに、拡張子“osf3”の暗号化ファイルが作成される。暗号化ファイルが作成されても、元ファイルは削除されないので、元ファイルが必要なければ手動で削除することになる。
ファイルを復号化する場合も、osf3形式のファイルをドラッグ&ドロップするだけ。正しい暗号形式とパスワードを入力すると、暗号化ファイルと同じフォルダ内にファイルが復元される。
画面デザインは2種類から選択することが可能。初期設定ではWindows風のデザインとなっている。オプションで「Java L&F」にチェックを入れると、水色を基調としたJava標準の配色に変更できる。