「一度動きはじめると障害物に当たるまで直進し続ける」という特性があるディスクを用いた思考型パズルゲーム。「ディスクスライダー -Spiritual Challenger-」は、アクションゲーム的な要素を持たない、純粋思考型のパズルゲーム。「ストーリーモード」「フリープレイモード」の2種類のゲームモードが用意されている。
ゲームのメインにあたるのが「ストーリーモード」。シルバーエリアの魔法大学を舞台にしたストーリーに沿って、1ステージ4問の問題が次々に出題される。問題数は全部で55。制限時間がなく、じっくりと問題を解けるステージと、ゲームの登場人物との対戦があり、突破に制限時間が設けられているステージがある。いずれのステージも全問正解する必要はなく、4問中3問ないし2問に正解すれば、次のステージに進める。
「フリープレイモード」は、ストーリーモードで解いた問題の中から好きなものを選んで、再チャレンジできるモード。エディット機能を使って、プレイヤーの自作したステージをプレイすることもできる。
ゲームのルールはシンプル。ベースとなるクリア条件は、
- ステージ上にあるすべての「ストップポイント」の上に「ディスク」を設置する(一部のステージではクリア条件が若干変化する)
こと。ただし、プレイヤーはディスクを直接操作することができない。操作できる唯一のオブジェクト「駒」を動かして、ディスクを上下左右の各方向に弾き飛ばすことだけができる。ディスクには、いったん動きはじめると障害物に当たるまで直進を続ける性質がある。他のディスクに当たった場合、当たったディスクはその場に静止し、当てられたディスクが移動を開始する。こうした特性があるため、フィールドの途中にあるストップポイントの上にディスクを設置するのは非常に難しい。
そのほかのクリア条件には、ステージ上に存在するディスクをぶつけると消滅する「ディスクブロック」と、駒で直接アタックすることで消滅する「アタックブロック」をすべて消滅させなくてはならないというものもある。また、ストップポイントにディスクを設置してから駒をゴールの上に置かなくてはならないというステージも存在する。
オブジェクトの種類はほかにも用意されている。その上をディスクが通過すると消滅する「スルーポイント」や、通過した駒やディスクを進行方向の2マス分先の位置まで瞬間移動させる「ワープ」などがある。ワープしたディスクは出現位置で静止する。移動先に障害物がある場合は、障害物がなくなるまで1マスずつ先に移動する。
ディスクの性質を利用して、破壊できない壁で囲まれたストップポイントにディスクを送り込んだり、壁で囲まれたゴールに駒を移動させたりすることも可能。不要なディスクをフィールドの外に飛ばして消し去ることもできる。ただし、間違って駒がフィールド外に出てしまった場合は、強制的にフィールドがリセットされてしまう。同じく強制的にフィールドがリセットされる「ボム」というオブジェクトもある。
そのほか、表面に書かれた数字の数だけディスクを取り出すことのできる「ディスクボックス」という特殊なディスクも登場する。