ソフトを開発しようと思った動機、背景
「デスクトップマスコットを作ろう!!」という本を書き、その過程でオリジナルのデスクトップマスコットシステムを作りました。開発が進むうちに自分でもいろいろとマスコットを作るのがおもしろくなり、その結果できあがったマスコットの一つがこのソフトです。名前の由来
メールチェッカの古典的ソフト「biff」をもじって命名しました。「biff」→「ビフ」→「ビ〜フ」→「牛」という発想で、当初はキャラクタに牛を使うことを考えていましたが、ハンドルの「ひぐぺん工房」の由来である「ひぐま」と「ぺんぎん」を使った方がストーリーがふくらんだので、いまの絵柄になりました。アイコンは牛にしています。
開発中に苦労した点
メールチェック処理やキャラクタの動きなどはオリジナルのスクリプト言語で記述しているので、簡単に作ることができました。むしろ、システム側の機能拡張やデバッグに手間が掛かっています。しかし、実は一番手間がかかっているのは、新着メールがないときに配信されるひと言ニュースのネタ探しかもしれません。
人気の絵柄
絵柄は爽快(?)なアニメーションがある「討ち入り」が一番人気のようです。この「討ち入り」の開発中には、「内容がブラックすぎないか」「クマがかわいそうじゃないか」という意見が出て、一時は公開を見送りかけました。しかし、公開してみたところ、みなさまにご愛用(?)いただき、ほっとしています。
ユーザにお勧めする使い方
OS起動時に「ひぐぺんビ〜フ」も起動するように、ショートカットを作成して「スタートアップ」フォルダに登録していただくのがお勧めです。絵柄やPOPサーバの設定を変えた「ひぐぺんビ〜フ」を複数、デスクトップに配置していただいても楽しいと思います。また、デスクトップマスコットシステムを使えば、本ソフトのようなメールチェッカを簡単に作ることができます。もし興味を持たれたら、ぜひシステムの方もお使いください。
今後のバージョンアップ予定
年間を通してお使いいただけるように、本ソフトには四季折々の絵柄を追加してきました。題材が見つかり次第、これからもどんどん絵柄を増やす予定です。また「お知らせ音を自分で変更したい」というご要望をいただいていますので、対応したいと思っています。
Windows Vistaがリリースされたあたりで、機能を増やすなど大きなバージョンアップを行うかもしれません。ときどきVectorやひぐぺん工房のサイトをチェックしていただければ幸いです。
また、「ひぐぺんビ〜フ」と同じキャラクタが登場するソフトウェア「ぺんぎんポストマン 世界へ配達」(仮題)をひぐぺん工房のサイトにて間もなく公開予定です。これはAjaxとGoogle Mapを使ったアプリケーションで、Webブラウザだけで遊んでいただけます。どうぞお楽しみに。
(松浦 健一郎)